時折ラリー渋滞にハマりながら、サロウのサービスパークへ。
Mスポーツのアドリアン・フルモー車(フォード・フィエスタWRC)が一部グラグラ状態でした。

サービスへ戻ってきたチャンピオン様。総合3番手で土曜日を終えましたが、4位のダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)とはわずか1.2秒差で、なんだか余裕がなさそうな雰囲気。

一方のソルドは、追いかける方がメンタル的に楽なのか、比較的明るい表情だったので、自国でのポディウムフィニッシュに期待大!

金曜日に引き続き、土曜日もトップで終えたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)。
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)とのタイム差は16.4秒。決して充分ではないですが、ラリーは最後まで何が起こるかわかりません。残るはあと1日。

空を仰げば重たい雲に覆われたサービスパーク。雨が降ったら嫌だなぁ……。

最終日は当初の予定どおり、有名なラウンドアバウトを塀するSS15 Riudecanyesへ。
木曜日より駐車スポットを探すのがひと苦労で、交通整理の白バイと何度もバトる羽目に……。他のお客さんも隙間さえあれば、なりふり構わず駐車せざるを得ません。

前日からの泊まり組も多いこのスポット。見た目以上に急勾配で滑りやすかったりするので、足場確保にも苦労します。

ラウンドアバウト後方にはハシゴ組。地元の人間だからできる技なので、遠方から飛行機で飛んでくる私にとっては羨ましくさえ感じます。

道路脇の側溝にハマってしまったお子さん。なかなか抜け出せず、お母さんに引っ張り上げられてましたが、気をつけてくださいね。

飼い犬を連れて観戦に来るお客さんも多く、こちらはカメラ慣れしている様子。

人が多く集まるところには出店も出現。お肉類の焼き手としてはパーフェクトすぎる出で立ちのご主人です。

このSSでもトップを譲らず、残り数ステージを無事に走り抜けば優勝のヌービル。
スッキリしない空模様のまま、私は最終SSとなるパワーステージのフィニッシュポイントへ。

SS17のフィニッシュエリアへ到着し、しばらくすると本格的に雨が降り始め、「止んでくれー」と願いながらギリギリまで車内で待機。

幸運にもラリーカーが走り終えて来るころには小雨程度に落ち着いてくれたので、私もフィニッシュラインへ移動。

お客さんの中にコスプレイヤー(?)発見。ヌービルに似ているかどうかはさておき、そのオレンジフレーム、どこで売ってるんだろう……。

パワーステージのスタート直前に、クルマが動かなくなったとか、良からぬ噂が流れましたが、何事もなくトップのまま走り終えたヌービル。
“ヒーロー”をベルギー人サポーターが待ち構えます。

後ろへ下がれ、とマーシャルに事前に注意されていたヌービルサポーターでしたが、ドライバーが到着するとなし崩し的に柵を乗り越え、持参していたシャンパンで祝い出す始末(苦笑)
ドライバーたちにとってはうれしい演出でしょうから、事故さえなければ結果オーライでしょう。たぶん。

一方、私は駆け足で簡易ポディウムへ向かいます。ここからがいつも戦争。

ポディウムを見届ければ、息つく暇もなく、サロウのサービスパークへ戻ります。



