四輪部門・市販車クラスを戦うチーム・ランドクルーザー・トヨタオートボデー勢は引き続きクラスワン・ツーを維持。競技10日目も三浦昂(トヨタ・ランドクルーザー200)とロナルド・バソ(トヨタ・ランドクルーザー200)がワン・ツー体制で築いた状態でステージを走破し、総合では三浦が40番手、バソが43番手につけている。
トラック部門・排気量10リットル未満クラスで13連覇を目指す日野チームスガワラの菅原照仁(日野600ハイブリッド)はステージ15番手近辺を走行していたが、終盤に2時間近くのタイムロスがあり部門39番手でのフィニッシュに。それでも総合ではひとつ順位を上げてトラック部門14番手となっている。
二輪部門ではレッドブル・KTMファクトリー・レーシングのトビー・プライス(KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)が今大会初のステージウインを果たし、ハスクバーナ・ファクトリー・レーシングのルチアーノ・ベネビデス(ハスクバーナ 450ラリー・ファクトリー・レプリカ)が2分9秒差の2番手に続いた。
総合首位は3日連続で入れ替わりが発生し、ステージ10を3番手で終えたモンスターエナジー・ヤマハ・ラリーチームのアドリアン・ファン・ビファレン(ヤマハWR450F)が、マティアス・ウォークナー(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)に代わってトップに再浮上している。
前日に首位に立ったウォークナーだったが、この日は26番手に沈み総合4番手に後退。総合3番手はサム・サンダーランド(ガスガス・ファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)、総合2番手はパブロ・キンタニラ(モンスターエナジー・ホンダ/ホンダCRF 450ラリー)というオーダーになっており、総合首位から5番手ジョアン・バレーダ(モンスターエナジー・ホンダ/ホンダCRF 450ラリー)までのギャップは8分47秒だ。
ダカールラリー2022のステージは残りふたつ。最終日前日の13日(木)はビシャを起点とする346kmのループステージが予定され、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は501kmとなっている。



