レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.04.24 12:00
更新日: 2022.04.24 13:12

TOYOTA GAZOO Racing WRT 2022年WRC第3戦クロアチア デイ2レポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | TOYOTA GAZOO Racing WRT 2022年WRC第3戦クロアチア デイ2レポート

WRC第3戦クロアチア・ラリー デイ2

困難な状況を切り抜けロバンペラが首位を堅持
エバンスは総合5番手に順位を上げる

 4月23日(土)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦クロアチア・ラリーの競技2日目デイ2が、クロアチアの首都ザグレブのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1 69号車)が首位を守り、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合5番手に順位を上げました。また、前日のデイリタイアを経て再出走したエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は、総合53番手につけています。

 クロアチア・ラリーのデイ2は、サービスパークの南西エリアと、アドリア海に近い西側エリアが戦いの舞台に。デイ1は大半が雨の降るなかで行われましたが、デイ2では午前中のSS11以外にまとまった降雨はありませんでした。
 
 しかし、それでも午前中は湿っていたり、濡れていたりする場所も多く、チーム内でもタイヤ選択は大きく異なりました。デイ1の走行が終了した時点で総合2位につけていた選手が、その晩ペナルティタイムを課せられて後退したことにより、首位ロバンペラと1分23.3秒差の総合2番手には、オィット・タナックが浮上。ロバンペラとタナックはいずれもソフトタイヤを2本、雨用のウェットタイヤを4本と、同じタイヤ選択でデイ2午前の4本のステージに臨みました。

 デイ1で全8ステージのうち6ステージでベストタイムを記録し、首位に立ったロバンペラは、デイ2では後方10番手からのスタートとなりました。そのため、前走車によって掻き出された多くの砂利や泥が舗装路面に広がり、ロバンペラは前日とは逆に不利な路面コンディションでの走行を余儀なくされました。
 
 そして迎えたSS11は濃い霧が立ちこめ、降雨により路面は完全なウェットコンディションに。ロバンペラが選んだ4本のウェットタイヤが、その効果を発揮するはずでした。ところが、ロバンペラは左前輪にダメージを負い、その状態で長い距離を走り大幅にタイムロス。1分12秒以上あった2番手タナックとの差は、一気に18.2秒まで縮まってしまいました。

カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第3戦クロアチア


関連のニュース