豪華11名の顔ぶれで初日土曜に用意された2回のプラクティス、そして“バトル・ブラケット”と称されたノックアウト制の3ヒートとブラケットファイナルが実施されると、開幕戦ファイナルではアクシデントに沈んでいたミークが、土曜をソフトウェアの問題でまったく走行することができず。日曜ぶっつけ本番といきなりのビハインドを背負う事態に陥る。

 一方、レースウイークで対照的な活躍を演じたのはオルスバーグのエリクソンで、予選バトルブラケットのトップスポットを獲得し、日曜日のオープニングヒートでも勝利を飾ってみせる。

 日曜セミファイナルや敗者復活LCQを経て8台で争われたファイナルは、そのエリクソンをポールポジションに、フロントロウ2番手にバッケルド、2列目3番手にラーソンが続き、4番手には日曜ヒート1で2位、続くセミファイナル2でトップ通過を決めたミークが薄氷のファイナル進出。以下、マッコーネル、クリスチャン・ベイビー、マテル、そしてアクシデントに見舞われながらもギリギリの通過を果たしたクリストファーソンが並ぶグリッドとなった。

 その6周決勝では2番手のバッケルドが最高のスタートを切り、ポールのエリクソンをねじ伏せるようにターン1へと飛び込んでいく。その背後ではラーソンやミークがお互いのテールとノーズを潰す勢いで肉弾戦を繰り広げると、ポールシッターのエリクソンはコース終盤でマシンの異変からかわずかに失速し、ミークらとともに早めのジョーカーラップ消化に向かう。

 続く周回でエリクソンが、さらに続くラップでミークがマシンを止め、これでバッケルド、ラーソン、そしてクリストファーソンのオーダーへと変わった首位争いは、やがて2台ずつのデュエルへと展開し、先頭を行くモンスターカラーの2台が軽いコンタクトを伴いながらのバトルを繰り広げる。

 すると4周目に背後のラーソンとクリストファーソンが先にジョーカー消化へ向かい、続く周回で首位バッケルドが応酬。結果、リードを守ったバッケルドが1.963秒差のマージンを維持し、2戦目でのトップチェッカーを達成。2位ラーソンの背後では、本コース復帰時にマッコーネルとの激しい攻防戦を強いられたクリストファーソンが、ドアを擦り付けながらもターン1でのポジション争いを制し、初参戦での表彰台を死守した。

 こうしてDRR JC勢の支配が続くNitroRXシリーズ第3戦は、10月1~2日に母国アメリカはミネソタ州ミネアポリスでの開催が予定されている。

初参戦のWorldRX世界ラリークロス選手権”4冠”王者、ヨハン・クリストファーソンも3位初表彰台を獲得した
ファイナル序盤からランデブー走行となったDreyer&Reinbold Racing with JC Raceteknik(DRR JC)の2台
2021年のEuroRX王者でもあるアンドレアス・バッケルドが、開幕戦ウイナーの僚友ロビン・ラーソンを従えシリーズ初優勝を決めている

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