9月3~4日にラトビアのリガでダブルヘッダー戦が実施された2022年のWorldRX世界ラリークロス選手権第2戦/第3戦は、今季よりふたたびフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスから参戦する“絶対王者”ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e)が、週末完全制覇のダブルを達成。2022年より導入された電動最高峰クラス『RX1e』で開幕3連勝と、新時代でも“絶対王政”継続の強さを見せつけた。
8月中旬にノルウェーのヘル戦で幕を明けた新生RX1eは、ツインモーターを搭載した500kW(約680PS)/880Nmを発生する新世代車両によるフルEVカテゴリーへと変貌。ファミリーチームのクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)からエントリーするクリストファーソンを筆頭に、2019年王者ティミー・ハンセン(ハンセン・ワールドRXチーム/プジョー208 RX1e)擁するハンセン・ブラザーズや、北欧地域のSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の強豪で、ラリークロスへの新規参入を表明したPWRレーシングが、新たにコンストラクション・イクイップメント・ディーラーチーム(CEディーラーチーム)としてエントリーするなど、実力派チームが顔を揃える。