●大竹直生(ルノー・クリオ・ラリー4/リタイア)

「ラリーの序盤、ドライの状況ではとても良いスピードが発揮できました。ドライコンディションに向けた良いセットアップができていましたが、雨が降ってからは難しくなりました。ですが、それでも日曜日のSS9まではうまく行っていました」

「SS9の、それほど大きなジャンプだと思っていなかったところでかなり激しい着地をしてしまい、ラジエターにダメージを負い、走行を継続できませんでした。ステージが2ループ目になると路面が荒れることはわかっていたので、少し慎重に行ってはいたのですが、そこまで激しい着地になってしまうとは予想していませんでした」

「とても残念ですが、特にドライで発揮できたスピードについては嬉しく思っていますし、今回ペースノートにいくつか新しい言葉を取り入れ、それが機能したのも良かったです。次のラリー・フィンランドが楽しみです」

●小暮ひかる(ルノー・クリオ・ラリー4/リタイア)

「フィーリングはステージを追うごとに良くなっていて、車両トラブルが起きるまではすべてがうまく行っていたので、リタイアになってとても残念です」

「ラリー・ポーランドのあと、コ・ドライバーのトピ(・ルフティネン)とたくさんトレーニングをして、ペースノートに自信を持って運転できるようになりました。そのおかげで今回は良いタイムが出せたと思っています」

「ラトビアのステージはとても高速で、道幅が広く、クレストが少なく流れるような路面なので、コーナーにどのくらいのスピードで入っていけるかを見極めやすかったです。すべてのステージを楽しんで走ることができました。次のラリー・フィンランドはもっとクレストが多いので、よりチャレンジングになりそうです」

●山本雄紀(ルノー・クリオ・ラリー4/リタイア)

「今回はスムーズで高速なラリーになると予想していましたが、雨によって路面が軟らかくなり、とてもラフで轍の多いコンディションになりました。セットアップはこのような状況に適してはいませんでしたが、うまく対応できたと思っています」

「最後に起きてしまったことは非常に残念ですが、今回のラリーをポジティブに捉えることができます。SS9はもっとも路面が荒れていて、轍はポーランドよりもさらに大きく、初めての経験でした」

「ですが、実際にはトラブルはジャンプが原因で、少しフロントから着地してしまいました。普通のジャンプに見えたので受け入れがたいですが、それが事実なので仕方ありません。前回と今回、ERCは非常にレベルが高く、そんななかで自分たちも良い戦いができるとわかり、とても良い経験になりました」

* * * * *

 大竹、小暮、山本の3選手の次なる挑戦は、8月3日(木)~6日(日)に開催されるWRC第9戦『ラリー・フィンランド』だ。3選手にとっては2月のラリー・スウェーデンに続く2回目のWRCイベント参戦であり、彼らが拠点としているユバスキュラの町を中心に開催される高速のグラベルラリーで、さらなる経験を積むことが期待される。

山本雄紀/ミイカ・テイスコネン組(ルノー・クリオ・ラリー4)
山本雄紀/ミイカ・テイスコネン組(ルノー・クリオ・ラリー4)

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