最終ステージの、まるでジェットコースターのような展開の末にレオンのサービスパークに勝者として戻ったミークとナゲルは、祝福と喜びのムードに包まれたチームに迎えられました。
ミークとナゲルにとっては、2015年アルゼンチン、2016年ポルトガルとフィンランドに続くWRC4勝目です。
シトロエンにとっては、通算97回目のWRC勝利となります。
チームコメント
■イブ・マトン(シトロエン・レーシングチーム代表)
「パワーステージでの出来事は、まったく信じがたいことです。アクシデントが発生した時は、何が起きたのか分からず、チームも混乱していました」
「オンボード映像では大きなアクシデントのようにも見えましたが、GPSトラッキングシステムはまだ走行を続けていることを示していました」
「マシンがフィニッシュラインを超えた時には、我々は抱き合って喜びました。すべての緊張とドラマから解放されたのです!」
「グラベルラリーでの初勝利によって、シトロエンC3 WRCの基礎が非常に堅実であり、開発段階におけるシトロエン・レーシングの見事な仕事が証明されました」
「我々の方向性が正しいことが分かり、ここからは向上することだけを目指し開発を続けていくことができます」
■クリス・ミーク
「きっと、この話は何百回とされるのでしょうね」
「最終ステージでミスをした時は、自分自身にいら立ちました。大きなバンプの後にマシンが横にスライドしてしまったのです」
「大きなダメージもなく、とてもラッキーでした。タイム差があったため、まだ勝てると分かっていたので、すぐにコースに戻ることを考えました」
「なによりも大切なことは、初勝利によってシトロエンC3 WRCのポテンシャルの高さを証明できたことです。チームのみんなのためにも、とても誇らしく思いますし、うれしいです。このリザルトは、チーム全員で勝ち獲ったものです」
■ステファン・ルフェーブル
「この週末は、非常に多くの経験ができました」
「最終日の今日は、グリップが上位陣とほぼ同じという状況のなかで走ったので、そういったコンディションでマシンがどのような動きをするのかを身に付けることができました」
「クリスとポール、そしてチームの戦いぶりは見事でした。この勝利は、シトロエン・レーシングにとって特別な瞬間です」