「私たちが行う変更のほとんどは、タイヤ寸法に対応するためのものだ」とジャンソニは説明する。

「まず、クルマの重量配分を変える必要がある。私たちの9X8は幅31cmのタイヤを履くため、かなり前寄りの重量配分で走るように設計された。つまり、なんとかしてそれを中心部に戻す必要があるんだ」

「重量配分を変えるにはいくつかの軽量パーツを装着し、バラストを移動させ、さらにエアロバランスを再調整しなければならない」

「パッケージの2番目に大きな部分は、新しいタイヤディメンションに合ったマシンの空力バランスをとることだ。すべての調整は、以前とは異なるタイヤを選択することによって必要となるものだ」

 パワートレイン開発に関して、他の“EVOジョーカー”が使われているかどうか問われたジャンソニは、次のように答えた。

「もちろん、ジョーカーを使って具体的に何をやっているのかをあまり詳しくは公表したくないが、ジョーカーひとつはホモロゲーションの1章に相当する」

「こういうことなんだ。パワートレインに何か変更を加えたい場合、トランスミッションにひとつのジョーカーを、エンジンにひとつのジョーカーを使うことができる」

「だから、私たちは自分たちが何をしているのかつねに注意して見ている。ジョーカーの数には限りがある。ホモロゲーションでは全部で5つのジョーカーしかないからね」

「そのため我々は、現在行っている改良の範囲をパフォーマンスにとって必要不可欠なポイントに限定しているんだ」

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