一方、BMW Mモータースポーツ・ディレクターのアンドレアス・ルースは、チームWRTのクルーがファーフスとマルタンの意見を聞いてタイヤ交換を見送ったことを示唆した。

「(雨が降り出したレース中盤)この時、アウグスト(・ファーフス)とマキシム(・マルタン)がそれぞれのクルマに乗っていた」とルースはSportscar365に語った。

「彼らは非常に経験豊富なドライバーで、マシンのことを知り尽くしているため、(あのような状況では)彼らを信頼する必要があった」

「彼らはチームと連絡を取り合っていて、このまま(のコンディション)ならスリックタイヤでも生き残ることができると感じていた」

「実際、この判断が正しかったことが証明されたし、彼らはミスをしなかった。多くのドライバーがコースアウトしたが、彼らはフラットアウトしながらもマシンをコースに留めることができたんだ」

 タイヤ交換のためのピットインを見送ったことは結果的にBMWにワン・ツー・フィニッシュをもたらすこととなったが、ルースはコンディションが悪化する可能性を心配していたことを認めた。

「もしも、あの後さらに雨が降ってきたら、間違いなく負けていただろう」と同氏は述べた。

「実際にウエットタイヤで行かなければならない状況になったら、その時点で負けだった。つねに気象レーダーをチェックしていたよ」

「確かに、ときには五分五分の決断を迫られることことがあり、決断を下してそれが有利になることを祈るしかないこともある。今回は確かにそうだった」

ベテランドライバーの経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WEC第2戦イモラ
優勝した31号車BMW M4 GT3のドライバーたち。左からショーン・ゲラエル、アウグスト・ファーフス、ダレン・レオン(チームWRT) 2024年WEC第2戦イモラ6時間レース

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