ニュルブルクリンク24時間レースの走行開始を翌日からに控えた5月13日。サーキット入りした中山雄一の表情は、かつてなく引き締まって見えた。その裏側にあったのは、タイヤ開発を担う責任と、これからやってくる大一番への“覚悟”だっただろうか。

■「欲」を出したら排除される難コース

 兵庫県伊丹市に本社を置くトーヨータイヤは、『PROXES(プロクセス)』ブランドの専用レースタイヤを装着した車両をNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)およびニュルブルクリンク24時間に投入。2020年の再参戦以降、着実に実績を重ね、今季はいよいよ最高峰SP9クラスにも参戦を開始、将来的な総合優勝を目指している。

 SP9クラスに投入されるタイヤは、世界屈指の難易度を誇るノルドシュライフェ(北コース)を有するニュルブルクリンクの専用スペック。このタイヤを装着するTOYO TIRES with Ring Racingの32号車メルセデスAMG GT3エボを、今年からPROXESブランドアンバサダーに就任した中山、アンドレアス・ギュルデン、ティム・サンドラーという3名がドライブする。

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