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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.06.18 06:06

TOYOTA GAZOO Racing WEC第3戦ル・マン24時間 決勝6時間レポート

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ル・マン/WEC | TOYOTA GAZOO Racing WEC第3戦ル・マン24時間 決勝6時間レポート

2017年6月17日午後9時(現地時間)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC第3戦 ル・マン24時間 決勝速報No.2
スタートから6時間経過。TS050 HYBRID #7号車は小林可夢偉が首位快走
3位は#8号車 中嶋一貴、4位は#9号車 国本雄資が走行中

 ル・マン24時間レースはレースの4分の1を経過。6時間を走り終え、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID#7号車は小林可夢偉の快走により首位を独走。6時間終了時点で2位に約30秒の大差を付けている。#8号車はピットとイエローコーションのタイミングの不運により、3時間を過ぎたところで3位に後退。また、#9号車は、ポルシェ#2号車がトラブルで後退したため、4位へとポジションを上げた。

TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)

4時間経過時点(小林可夢偉): 1位 66周
5時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 83周
6時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 96周

TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)

4時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 3位 66周
5時間経過時点(中嶋一貴): 3位 83周
6時間経過時点(中嶋一貴): 3位 96周

TS050 HYBRID #9号車:(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)

4時間経過時点(ホセ・マリア・ロペス): 4位 66周
5時間経過時点(国本雄資): 4位 83周
6時間経過時点(国本雄資): 4位 95周

 レースは、6時間が経過、午後9時となったが、緯度の高いフランスではこの時期、午後10時過ぎまで日が落ちず、夕陽のなかで激戦が続いている。TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID #7号車はマイク・コンウェイから交代した小林がハイペースで周回。後続との差を広げて行った。そして、2位と約45秒差を付け、午後7時半過ぎにステファン・サラザンへとステアリングを託した。

 一方、#8号車は、アンソニー・デビッドソンへと交代した直後のスティントで周回遅れに阻まれ、後続に迫られた。さらに、ピットインとスローゾーンのタイミングが悪かったことも重なり、ピットアウト時にポルシェ#1号車の先を許し、3位へ後退。

 しかし、デビッドソンは、30秒以上に広がった2位との差を、徐々に詰めて、約15秒差3位で中嶋一貴へとドライバーチェンジを行った。その後、長いスローゾーンが発生したことで、予定よりも早めのピットに向かった#8号車は、2位ポルシェとの差を約5秒に詰めることに成功。2位の座を淡々と狙っている。

 #9号車は、ホセ・マリア・ロペスへと交代して5位を走行していたが、ポルシェ2号車のトラブルによる後退で4位へポジションアップ。初のル・マン挑戦となるロペスは、好調なペースで首位と同一周回での走行を続け、国本雄資へと交代した。国本も順調に走行していたが、79周目に右ドアが開いてしまうトラブルに見舞われ、緊急ピットイン。1分ほどタイムをロスしたが、4位のポジションを守り走行を続けている。

1,3,4位で健闘するTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID。いよいよレースは夜間走行に突入する。

小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):

マイク(コンウェイ)から引き継いだ、私が担当するドライビングは上手く行きました。走り出しでは、コース上の混雑やスローゾーンはあまりありませんでしたが、後半には度々遭遇して苦しめられました。とはいえ2位との差を広げることができ、ここまでは順調です。我々は落ち着いてレースを戦っていますし、TS050 HYBRIDも好調です。良いペースでラップタイムを重ねられていると思います。

アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):

厳しい状況でのドライビングを強いられました。コース上の混雑のなかで、まるであらゆる不運なタイミングに見舞われたかのようでした。ベストラップはチームメイトと比べても遜色なかったのですが、悪いタイミングで周回遅れに阻まれてしまったり、運悪く上位を争う車両の中で唯一スローゾーンに引っかかってしまったりで、30秒近くをロスしました。ただ、車両は全く好調なので、何とか巻き返します。

ホセ-マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車):

初めてル・マンの決勝レースを走ることができ、本当に幸せです。全てが順調で、本当に気持ち良く走れました。とても長いレースで、まだまだ走らなくてはなりませんが、TS050 HYBRIDに乗る次の順番が今から楽しみです。


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