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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.10.10 12:40
更新日: 2018.08.21 23:07

IMSA:大荒れ展開となったプチ・ル・マン、2号車ニッサンDPiが逆転優勝。BMW M6は有終の美

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ル・マン/WEC | IMSA:大荒れ展開となったプチ・ル・マン、2号車ニッサンDPiが逆転優勝。BMW M6は有終の美

 チェッカーまで残り1時間15分、2番手グリッドからスタートし、終始トップ争いに加わっていた22号車ニッサンを先頭にマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.R、6号車オレカ、2号車ニッサンの4台がトップ集団を形成していく。
 
 そのなかで2番手を争う5号車キャデラックのジョアオ・バルボサとファン・パブロ・モントーヤ駆る6号車オレカがサイド・バイ・サイドになった際に接触。6号車オレカは左リヤタイヤをパンクさせてしまい緊急ピットイン。6番手に順位を落とした。
 
 このアクシデントによりトップ争いは3台に絞られたがレース時間残り25分、この日14回目のリスタートからわずか数周後、首位を走るデラーニの22号車ニッサンがGTル・マン(GTLM)クラスのマシンをコース外に押し出す形で接触。チェッカーまで残り15分あまりで痛恨のドライブスルーペナルティを受けることに。
 
 22号車ニッサンの脱落によって労せず首位に立った5号車キャデラックだったが、直後、レースコントロールから危険行為を犯したとして60秒のストップペナルティが提示され、万事休す。
 
 上位を走る3台が立て続けに戦線を離脱したことで前が開けた2号車ニッサンは、チェッカーまで残り12分でトップに躍り出ると助っ人のハートレーがそのままフィニッシュ。2号車ニッサンに今季初優勝を、チームにとっては第9戦以来の2勝目を持ち帰った。
 
 2位はウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R。3位にはレース序盤と終盤にアクシデントに見舞われたチーム・ペンスキーの6号車オレカが入った。
 
 シリーズタイトル争いでは、開幕4連勝でポイントを稼いだウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.R(リッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー)が前年王者の31号車キャデラックの追撃を振り切ってチャンピオンとなっている。

優勝したブレンドン・ハートレー、ライアン・ダルジール、スコット・シャープ
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63号車フェラーリが2年連続でGTDクラスチャンピオンに輝いた
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