LMP1-Hと同等か、それ以上に僅差の争いとなりそうなLMP2クラスは今シーズンからマシンが一新され、ル・マンで1周あたり約8秒のスピードアップを果たした。新型マシンはコーナーリングスピードとともに直線スピードが格段に向上。富士のストレートエンドではLMP1-Hに匹敵するトップスピードが予想される。

 そんなLMP2クラスはWECに参戦する全チームが同一シャシー、同一エンジンを使用しており、チームとドライバーの実力が勝敗を大きく左右する。

 富士では前年王者のシグナテック・アルピーヌの36号車アルピーヌA470・ギブソンをはじめ、元アウディ・ワークスドライバーのオリバー・ジャービスを擁すジャッキー・チェンDCレーシング、38号車オレカ07・ギブソン、第5戦メキシコでシーズン初勝利を飾ったヴァイヨン・レベリオンの13号車オレカ07・ギブソンなどが優勝候補に挙げられるだろう。

 LM-GTEプロクラスでは、前年の富士戦でワン・ツー・フィニッシュを達成したフォードGTに対してストレートスピードを武器にするアストンマーチン・バンテージ、総合力で優れるフェラーリ488 GTE、ミッドシップ化された新型ポルシェ911 RSRを投入する各ワークスチームが昨年のリベンジに燃える。

 激しいチャンピオン争いを展開するLM-GTEアマクラスは、ランキング首位につけるアストンマーチン・レーシングの98号車アストンマーチン・バンテージと、ランキング2番手のデンプシー-プロトン・レーシング、77号車ポルシェ911 RSR、そして日本人ドライバーとして唯一このクラスに参戦しランキング3番手につける澤圭太を擁するクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリの3台による三つ巴のバトルに注目したい。

 シリーズ終盤戦の第7戦富士は13日(金)の11時00分と15時30分からそれぞれ90分間のフリープラクティスが行われ、14日(日)は10時00分~11時00分までフリープラクティス3回目が、14時00分から公式予選が実施される。6時間の決勝レースは15日(日)の11時00分にスタートが切られる予定だ。

フェラーリ、アストンマーチン、ポルシェ、フォードが参戦するLM-GTEプロクラス
フェラーリ、アストンマーチン、ポルシェ、フォードが参戦するLM-GTEプロクラス
77号車ポルシェと61号車フェラーリ
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