チェッカーまで残り1時間を切り、最後のピットストップを行なった8号車トヨタは一貴からブエミに交代。一方、僚友の7号車トヨタは1回前のピットイン時にコンウェイから代わったロペスが2スティント連続走行に入り、2番手からトップに立った。
ところがピットアウト直後、レース残り40分というタイミングで7号車トヨタはバックストレート手前の13コーナーでLM-GTEプロクラスの91号車ポルシェ911 RSRと接触。左リアサスペンションにダメージを負い、修復作業を余儀なくされてしまう。
その後、7号車トヨタはコースに復帰したものの、最終的に総合優勝を飾った8号車トヨタから7周遅れの総合4位となった。なお、優勝した8号車トヨタは総合2位となった2号車ポルシェを周回遅れにするなど、今戦ではトヨタがライバルを圧倒していた。
しかしチャンピオン争いでは2位、3位となったポルシェ勢が3年連続となるマニュファクチャラーズタイトルを最終戦を残して確定させているほか、2号車ポルシェのティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレー組がドライバーズチャンピオンを獲得している。


