「だから、クルマに自分を合わせ込む重要性が求められるよね。でも、いい練習になったと思う。次は、もう少しニュータイヤを履いて、その時にクルマがどういう状況になるか知れればいいけど。でも、こういうタイプのレースでは、予選はそこまで重要じゃないから。とにかくステップ・バイ・ステップで進むことが重要だし、次に来ることがまず大事。つまり明日のレースだ」
「レースに向けてのクルマはバランス良く仕上がっている。明日は勝つチャンスがあると思うし、勝ちに行きたいね!」
「一貴がアタックしている時は、彼にスピードがあって、アベレージラップタイムを上げてくれるのは分かっていた。でも、可夢偉の方が少し速くて、アベレージタイムも負けてしまったね。それでも良かったよ。僕らはレベリオンとかSMPとか、回りのクルマを気にしていたし、彼らのタイムに注目していたんだ」
「彼らに対して、僕らはFP3で少し苦労していたからね。でも、予選では気温が上がってくれたおかげで、いいパフォーマンスを出せたと思う。明日も暑いコンディションでのレースになるといいね。そうすれば、パフォーマンスを出せると思う」
練習走行日、予選日を終えたアロンソはここまでのレースウイークについて「スーパーな週末を過ごせているよ。FP1で乗り込んだ時から、クルマは快適だったし、FP2ではタイヤに関してすごく学べた。FP3では中古タイヤで走って、その状況でのクルマの動きを知ることもできた」と語り、順調にスポーツカーレースに適応している様子。
「予選も赤旗などがあってフルに集中することが難しかったけど、大きなミスも問題もなく走れたし、フロントロウからスタートできるからね。フロントロウなんて長らく取っていなかったから(笑)」
「とにかく素晴らしいパフォーマンスだったし、チームがいい仕事をしてくれたと思う。ワン・ツーは完璧な結果だったし、レースもワン・ツーで締めくくりたいね」
「違う種類のクルマに乗り替えて、すぐにそのクルマでできるだけ高いパフォーマンスを出すのは、自分に対するチャレンジだけど、大切なこと。自分の居心地のいい場所から、違う世界に飛び込んで、違う方法でのドライビング、まったく違う視界の中で、世界最高のドライバーたちと戦わなければならない。それは大きなチャレンジだし、とても楽しんでいる」
「明日のレースでは、トラフィックがどれだけ危険かとか、そういうことを経験するのも大事。FP3では、GTEクラスを抜いて行くのに、結構大変な場面もあったから。だから、レースを通じて集中して行かないといけないし、最後は表彰台に上がってお祝いできればいいね」

