レース後、澤は「2年目の挑戦となるWEC、そして自身3回目の挑戦となるルマン24時間を控えて、幸先よく開幕戦を表彰台で終えられて一安心というのが第一印象です」とコメント。

「一発の速さがまだ不十分ですが、決勝はフェラーリ+ミシュランタイヤの強さを遺憾なく発揮できた内容でした。スタートも冷静に処理できましたし、ペースも戦略もタイヤマネージメントも昨年のバーレーン戦以来の実戦でしたが、問題なくこなせたと思います」

「2回目のスティントもアストンマーチンとのバトルや3位を掛けたフェラーリ同士の戦いなど、内容充実したスティントで自分のドライバーとしての持ち味を発揮できた走りができました」

 チームの戦いぶりについては「後方からの追い上げはやはりリスクが伴うので、予選での速さを増すことが次回のル・マン以降は不可欠です」と語った澤。

「今回は僕とオーナードライバーのウェン(-サン・モク)でクラス3位をキープして、エースであるマット(・グリフィン)選手にラストパートを任せた時点で表彰台圏内は安全という内容のレースができましたけど、やはり総合力でアストンマーチン勢は速く、(モデルチェンジした)ポルシェ勢も予選の一発の速さを決勝でも維持できるようになったら怖い存在であることには変わりません」とライバルを警戒する。

「ピット戦略も含めて給油とタイヤ交換を同時にできることになった今年は、よりヒューマンエラーによるポジションダウンが起きやすく、今回も決勝を通して細かい部分で積み重ねて行ける部分がまだまだあることが明確になった1戦でもありました」

「来月はいよいよ1年を通しての最初の山であるル・マン24時間レースです、まずは6月3日のテストデーで万全の体制を構築して、16日の本戦に挑みたいと思います」

 参戦2年目のWEC、そして3年目を迎えるル・マンに向けて挑戦を続ける澤とクリアウォーター・レーシングは、今シーズンもLM-GTEアマの上位ランカーとして同クラスを牽引する存在となりそうだ。

クリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTE
3位表彰台を獲得した澤圭太組(左)、マット・グリフィン(中央)、ウェン-サン・モク(右)
クリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTE

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