カーナンバー2のレース展開
マーク・リーブはスタート時に2番手から4番手へとポジションを落としましたが#7のアウディ(ロッテラー)がストップしたことで3位へ浮上します。35周目の最初のピットストップの時、チームメイトの車両が同時にピットインしており、ピットを離れる際に時間を要したため、#2ポルシェも時間をロスしました。
ニール・ジャニは#5のトヨタ(中嶋一貴)の後、4番手でコースに復帰しました。この2台は激しいバトルを展開しジャニは40週目にパスすることに成功しました。75周終了時点でフルコースイエローが提示されている間にジャニはロマン・デュマと後退し3番手のままコースへ復帰します。
デュマは先行車とのギャップを確実に詰めていき110周時点でリーブに交代しますが、この時もまた2台の同時ピットが必要であり、混乱を招きました。リーブは2番手でコースに復帰しますが127周目にハートレーに先行されました。その代わり、彼は136周目にアウディを駆るデュバルを攻略し2番手に復帰します。
そしてその翌周、リーブはレインタイヤを装着してふたたびコースへ戻りました。148周目、LMP2カーとの接触があり左リアのボディワークに損傷を受けました。154周終了時点でレースコントロールから支持が出たためリーブはリアエンド交換のためピットインを余儀なくされます。
これでポジションは3番手へ後退します。さらに乾いていく路面に対して彼が装着していたレインタイヤは足枷となり、166周目には#6のトヨタ(ステファン・サラザン)にかわされます。169周を終えた時点でリーブはジャニへ交代し、インターミディエイトタイヤで走り続けます。
ポルシェのピットクルーがトヨタよりも素早く作業を完了したためジャニは3番手へポジションを戻しましたが、178周目に再びトヨタの先行を許します。194周終了時にジャニはインタミディエイトからスリックタイヤへ替えるために早めのピットストップを敢行し、最終スティントを担当することになったデュマがポジションを4位まで上げてチェッカードフラッグを受けました。
