「我々も、2019/20シーズンに向けてエボリューションの予定はない。それは必須事項ではないんだ。しかし必要となった場合には、それに対応することができる」とカニーゾ。

「今回のホモロゲーションサイクルでも、公認期間の後半から終盤にかけて、性能向上のアップデートが起きるのではないかと見込んでいる」

「我々としても既存のEvoパッケージをさらに進化させることは技術的に可能であり、何かに取り組んでいる限り改善策は見つかるものだ。正しい方向に努力を集中させていれば、一般的には結果が出るものだからね」

 さらにカニーゾによれば、その488 GTE向けの改良キットは新シーズンからGTE Amのカスタマーにも供給が開始され、受け取ったチームからは良好なフィードバックを得ているという。

 2019/20シーズンのGTE-Amクラスに参戦予定の4台のフェラーリ488 GTEには、全車にエボリューションキットが供給され、これにより昨季のProクラスと同じ仕様にアップデートした状態でレースを戦うことになる。それに対し、Proクラスのマシンには「さらにマイナーな、ディテールのアップデート」も施された。

「一部のチームは新車を購入し、一部のチームは昨年のモデルにEvoキットを組み込んでアップデートしている」と続けたカニーゾ。

「基本的にシャシー部分に変更はなく、変更点のほとんどはフロントスプリッター、フロントバンパー、リアディフューザーなど空力性能に関連するものだ。この変更の目的は、純粋にマシンをさらにドライブしやすくするためであり、空力感度をやや抑えてブロンズドライバーでも操りやすい特性を狙った」

「彼らもマシンの変化を体感しており、すぐにその違いに気づいたよ。最初のフィードバックも良好なものだった。ラップタイムの改善をもたらすかどうかはすぐに明言するのは難しいが、この新パッケージに習熟していけば、安定したタイム向上に繋がると考えている」

AFコルセのAmクラス2台目となる83号車フェラーリ488 GTE Evo

石川資章が自らチームを立ち上げて参戦するMRレーシングの70号車

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