■決勝日のグリッドウォークとレース
決勝前に行われるグリッドウォークの様子だ。参戦している全マシンを眺めることができ、トヨタくま吉も楽しそうに撮影していた。
星野敏がスタートドライバーを務めたデンプシー・プロトン・レーシングのマシン前には、D’STATIONフレッシュエンジェルズの横田りかさんとチェカがいた。実はWEC富士に登場したレースクイーンは唯一彼女だけだったようだ。
インタビューをうけるのはポールポジションを獲得したTOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーだ。スタート前のトヨタTS050ハイブリッドとくま吉もお届け。
ハイクラス・レーシングから参戦している山下健太もマシンに乗り込む準備をしていたので撮影。くま吉はトヨタの2台だけでなく、こちらにも駆け寄り山下を激励していた。後ろにいるスタッフの『何をしているんだ?』という顔もいい味を出しています。
レベリオン・レーシングはブルーノ・セナがスタートドライバーだった。マシンの上にヘルメットが置いてあり、アイルトン・セナのものとよく似たヘルメットは目立っていた。
セレモニーでは、SYOアーティストの吉川壽一氏による「書」パフォーマンスも行われ、「富士」の文字が完成。このパフォーマンスはスタンドから見た方がよく見えて迫力があったのではないだろうか。それにしてもこの太い筆を操る姿はかっこよかった。
6時間の耐久という長いレースなこともあり、レース中はグランドスタンドにも足を運んだ。優勝した8号車は232ラップを周回したのだが、毎ラップ応援団が旗を振っており、6時間休まず応援している姿もまた素晴らしいものだった。
こちらは優勝した8号車TOYOTA GAZOO RacingのTS050ハイブリッドがピットに戻ってきたところだ。TS050ハイブリッドが富士でレースをするのも今年で最後なのだが、見事優勝を飾りドライバーは嬉しそうだった。
LM-GTE AmクラスではTFスポーツが優勝を飾った。Media Hot Lapsでドライバーを務めたチャーリ・イーストウッドを擁するチームだ。同乗走行で印象づいたチームだったこともあり、優勝会見後も再度お礼したが「No Problem」と紳士な対応だった。
優勝会見では4クラスの全ドライバーが出席。レース中に雨が降ったこともあり、どのチームにもドラマがあり、全員が喜びを語っていた。
レース後は各チーム次の現場に空輸するためコンパクトに片付けをする。あの大きなマシンカウルも綺麗にパッキングし次戦の舞台に送られる。次のレースは11月8~10日に上海国際サーキットで行われる第3戦上海4時間レースだ。