「シルバーストンを走ったクルマにもガルフのステッカーは貼られていなかった」と語ったウェインライトは、「(カラーリングを)変更するにはギリギリのタイミングだったが、なんとか終わらせることができたよ」と付け加えた。

「(次に)決めるべき大きなことは現在、ガルフ・レーシングを名乗っている名称だ。これはチーム名であり、会社の名前でもある。今季中はWECのレースライセンスがこの名で登録されているため、途中で変更することはできないが、2020/21年までには変更できるかもしれない」

「(ガルフの名を失うことに)私は気にならないが、現在の状況においてガルフの名がチーム名に含まれていると、明らかに疑問が生じるだろう」

 ガルフカラーのクルマが来年のル・マンに戻ってくる可能性があるかとの問に対し、ウェインライトは「もし戻ってくるのであれば、それは自分たちのクルマではないだろう」と答えた。

「ル・マンには別のガルフ車が居ると思う。だが、我々と違って彼らは自分たちのクルマを持っていないんだ」

「ル・マンでガルフカラーのクルマが登場するのを期待するかい? それが僕たちでなければ、2018年のLMP1で見たもののようになるだろう。あのときはドラゴンスピードが契約を結んでガルフカラーになっていたね」

「繰り返しになるが、僕たちにとってこれは新しい方向性に進んでいるに過ぎない。新しいカラーリングに関しては、完全に新しいものになっている。もはや我々とガルフが一緒にいる必要はない。したがって、今後ガルフカラーに戻ることもないだろう」

WECプロローグでの86号車ポルシェ911 RSR。ガルフのステッカーが確認できる。
WECプロローグでの86号車ポルシェ911 RSR。ガルフのステッカーが確認できる。

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