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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.06.30 16:10

IMSA:小林可夢偉のチームメイトも困惑。カレンダー変更でキャデラック得意のバンピーな市街地レースが消滅

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ル・マン/WEC | IMSA:小林可夢偉のチームメイトも困惑。カレンダー変更でキャデラック得意のバンピーな市街地レースが消滅

 アクション・エクスプレス・レーシングのキャデラックDPiドライバーであるフェリペ・ナッセも、キャデラックが強さを見せていたロングビーチとデトロイト(ベル・アイル)というふたつのストリートコースでのレースがないことを、寂しく思うであろうと認めている。

 ダラーラLMP2シャシーをベースとするキャデラックDPiマシンが、このふたつのサーキットで開催された過去3シーズン6回のレースで勝利を逃したのは一度だけである。

「僕はセブリングが大好き。カレンダーの中での、お気に入りのトラックのひとつだ」とナッセは言う。

「しかし一方で、ストリートコースも恋しい。シリーズにとってだけなく、僕らのクルマにとってもハイライトとなるレースだった。デトロイトとロングビーチでは、いつもとても強かった。キャデラックのマシンは路面のバンプをうまくいなしてくれるんだ」

フェリペ・ナッセは2018年のデトロイト戦ウイナー。2020年カレンダーでは、4月に予定されていた伝統のロングビーチ(カリフォルニア州)の市街地レースも中止となった。
フェリペ・ナッセは2018年のデトロイト戦ウイナー。2020年カレンダーでは、4月に予定されていた伝統のロングビーチ(カリフォルニア州)の市街地レースも中止となった。

 一方、バン・デル・ザンデは、再構成された残りのカレンダーにおいては、性能調整(BoP)がもっとも大きなカギになるとみている。

「オーガナイザー、そしてBoPがとても重要で、それをどうやって最大限活用するかにかかっている。僕らはそれをうまくできると思っているよ」

 1月のデイトナでの勝利以来、キャデラックのBoPは調整されていない。一方でライバルのアキュラARX-05のBoPはパワー面でわずかに緩和されているが、バン・デル・ザンデはデイトナのスプリントレースで再び勝利を争うことができることを望んでいる。

「(1月の)デイトナでは、プラクティスと予選ではそれほど速さを見せられなかったので、ちょっと怖いね」とバン・デル・ザンデ。

「でも僕らはプラクティスから決勝までずっと同じペースだった。IMSAもそれを見て(BoPを変えないと)判断したのだろう。1月と同じクルマ(BoP)でデイトナを戦えることはハッピーだし、よいレースが展開できるよう各車のバランスが保たれていること願うよ」

「とにかく、短いレースだ。ミスや遅れをリカバーする時間も、トップに立つために費やせる時間も、スマートな判断をする時間も少なくなるよね」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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