チームはアキュラのDPiプラットフォームを初めて使用するが、ロッシ、カストロネベス、リッキー・テイラーはいずれもアキュラ・チーム・ペンスキーにおいて豊富な経験がある。
アルバカーキは、セブリングのテストまではアキュラDPiのドライブ経験がなかったが、マシンのベースシャシーであるオレカ07では数千マイルを走破している。
テイラーは、今季は準備期間が短かったため、マシンを知り尽くしたドライバーを選ぶことが重要だったと語った。
「アレックスとエリオを迎え入れることに頭を悩ます必要はなかった」とテイラー。
「リッキーと彼らふたりは、ともに3シーズンをアキュラで過ごしていたからね」
「リッキーのチームメイトとしてフィリペをフルシーズンドライバーに迎え入れたのは、同じベースシャシーであるオレカでWECの(LMP2)チャンピオンシップを勝ち取ったばかりだからだ。実際、彼ら4人は我々がまだ知らないことを教えてくれる。我々には時間がないからね」
「フィリペはすべてを受け入れているし、他のドライバーとも仲を深めている。働きやすいね」
「いまの大きな仕事は、チームがプログラムを遂行できるようにすること。これらのレースをやり遂げることが重要だ。ひとつ確かに言えることは、我々は適切なドライバーラインアップを手にしている、ということ。これが100%だ」
IMSAの長距離レースであるミシュラン・エンデュランス・カップでチームに加わるロッシは、WTRが彼らにとって新しい車をすぐにものにできたことに、感銘を受けたと語った。
「僕にとって、チームが大きなチャレンジと、先進的なマシンに短い時間で挑むのを目の当たりにすることは、非常に印象的だった」とロッシは語る。
「火曜日に初めてマシンを走らせて、問題がほとんどないということは、ウェインがチームをまとめあげた証だ。彼らがこれまで、たくさんの成功を収めてきた理由は明白だね」
「まだまだ多くのなすべき作業がある。(火曜日のテストは)全員がクルマに順応するため手始めにやってみたという感じだったが、今週末のロア・テストは我々が現在なぞっている軌道を維持していくために、とても重要なものとなるだろう」
