GTEプロカテゴリーを制したAFコルセ51号車フェラーリ488 GTE Evoのジェームス・カラドは、彼およびチームメイトのアレッサンドロ・ピエール・グイディがマニュファクチャラーにとって19カ月ぶりとなる勝利を挙げることになった要因である、チームのクルーを賞賛した。

 セーフティカーとFCYの導入により、タイムロスの生じる追加のピットストップが必要なくなった、とカラドは付け加えている。

 ピエール・グイディの最後のピットストップは、残り1時間7分の時点で行なわれた。GTEプロの1スティントは通常約1時間だが、最終8時間目に導入されたFCYが51号車の優勝を助けた。

「彼ら(ポルシェ)はペースが少し速かったが、僕らよりもタイヤのデグラデーションに苦しんでいたと思う」とカラドは振り返る。

「プラクティスでは苦労したけど、スパにちょっと似たベースセットに戻すことができた。そのため、レースでのクルマはかなり良かった」

「セーフティカーは必要な燃料節約を行なうことができるという点で、僕らの戦略を少し助けてくれた。本来は、5ラップ足りなかったんだ。スプラッシュをするつもりだったけど、セーフティカーによってその必要はなくなった」

「もちろん、勝利を収めることができて良かったよ。久しぶりだ。最後の勝利は2019年の上海だったので、チームにとっては素晴らしい結果になった。そして、ワン・ツーという結果もフェラーリとAFコルセにとって偉大なものとなった」

「これはクルーの戦略のおかげだ。それが僕らが勝てた理由だ。モンツァ戦も楽しみにしている」

WEC第2戦ポルティマオのLMGTEプロクラスででワン・ツーを飾ったAFコルセの2台のフェラーリ488 GTE Evo
WEC第2戦ポルティマオのLMGTEプロクラスででワン・ツーを飾ったAFコルセの2台のフェラーリ488 GTE Evo

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