8月21~22日にかけてフランス、サルト・サーキットで行われた第89回ル・マン24時間レースの最終盤、このレースを制したTOYOTA GAZOO Racngの7号車トヨタGR010ハイブリッドがファイナルラップに入った直後にその悲劇は起きた。激しいチーム内争いを経てLMP2クラスの優勝マシンになろうとしていた、チームWRTの41号車オレカ07・ギブソンが最終ラップにストップしたのだ。

 ロバート・クビサ、ルイ・デレトラズ、イーフェイ・イェという3名のドライバーによってシェアされ、長時間にわたってチームメイトの駆る31号車オレカ07・ギブソンとのトップ争いを繰り広げてきた41号車。レース終盤に優位に立った同車は、僚機とともにル・マン初出場となったチームWRTにワン・ツー・フィニッシュをもたらそうとしていた。

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