LMDhのルールを制定した側が、この規定における共通ハイブリッドシステムの開発をメーカー間でオープンにすることを奨励するアプローチをとっていることに対し、クラトレは納得しているという。

「アルピーヌは一歩遅れているが、他のすべてのLMDhマニュファクチャラーは、かなり長い期間、ダイナモ上でハイブリッド・コンポーネンツのテストをしてきた」とクラトレ。

「このプログラムの良いところは、IMSA、ACO、ハイブリッドパートナー、そしてXトラックの間に、オープンな関係があることだ」

「ダイナモテストのデータは、すべて共有されている。エアロマップやパフォーマンスに関連することは共有されていないが、ハイブリッド関連のコンポーネンツ開発に関しては、共有されている。これはいいことだと思う」

 ポルシェ・モータースポーツ責任者のトーマス・ローデンバッハは、同ブランドのLMDh開発プログラムはレースデビューを前にした目標達成に向けて「良好な状態」であると考えている。

 名称未発表のLMDh車両は、2022年後半にウインドシア社での風洞試験やアメリカでの公認サーキットテストなどのホモロゲーションプロセスを経て、IMSAへの参戦認可を受ける予定だ。

 また、WECへのデビューは1月のデイトナでのIMSA開幕戦参戦の数カ月後と予想されるが、その前にザウバーで欧州における風洞試験を受けることになる。

「時間的な制約により、ある種のプレッシャーはあるが、いまのところは良好な状態であると言える」とローデンバッハは言う。

「時間的に、その(ホモロゲーション)目標を達成できない理由は見当たらない。どのようなプログラムにもあるように、一定のプレッシャーは許容範囲だ。我々が恐れているような混乱からは、我々は遠い位置にいる。やるべきことはたくさんあるがね」

「クルマはきちんと走っている。さまざまなドライバーを送り込み、タイヤテストも行っている。我々が望んでいた場所には立っているのだ。もちろん、もっと前に進んでいればいいのは当たり前だが、他(のマニュファクチャラー)と比べても、我々はいい状況にある」

ポルシェLMDh車両が採用するV8ツインターボエンジン

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