テストデーでは7号車のホセ・マリア・ロペスがトップタイムをマークしたものの、2番手グリッケンハウスとは僅差。トヨタは今季開幕戦から続く、フロントのハイブリッド・モーター作動可能領域“190km/h”というBoPが、このル・マンでも継続している。

 これについて可夢偉は、「このサーキットで、コーナリングで190km/以上という面では、スパほど大きなダメージは感じない。ダメージはもちろんあるものの、まだル・マンなら、もうちょっと力出せるのかなという感じはします」と語っている。

「路面がどうなっていくか、雨があるか、他のカテゴリーがどれくらい走るかで路面のでき具合が変わるし、ル・マンでは風向きでも大きく変わる。だから、現段階では予選のタイムは読めません。ただ、秒(単位)で上がるのは間違いないですね」

 ル・マンウイークの戦い方を知る可夢偉は、この“路面の読み”こそが、8日から始まる走行では、大事になってくると強調する。

「路面をしっかり読むことですね。この先どういうふうに上がっていくのか。だから、いまあんまり慌てないっていうのもすごい大事で、早い段階で合わせてクルマが良かったのに、そこからだんだん駄目になっていって、レースのときに全然駄目……というのはまずいので、 路面がどう上がるかを見ながら、クルマを合わせていければなと、僕は思ってます」

 レースウイーク走行初日の8日は、3時間のフリープラクティス1、1時間の予選、2時間のフリープラクティス2(ナイトセッション)が行われる予定だ。

7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする小林可夢偉。2022年からはチーム代表も兼任
7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする小林可夢偉。2022年からはチーム代表も兼任
サルト・サーキットでのオートグラフ・セッションに出席する平川亮
サルト・サーキットでのオートグラフ・セッションに出席する平川亮

本日のレースクイーン

奥西はつみおくにしはつみ
2025年 / スーパー耐久
AutoLabo Lady
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円