「この新しいステップは、モータースポーツにおけるマセラティの遺産と正当性を完成させるものだ」とフィノー。
「MC20は、素晴らしいロードリーガルカーだ。私たちの情熱的なお客様が、このクルマでレースを楽しんでくれることをうれしく思う」
マセラティのGT2参戦により、SROの最新スポーツカーレース・カテゴリーに参加するメーカーは、アウディ、ポルシェ、KTM、ランボルギーニ、ブラバム・オートモーティブと合わせて計6社になった。
マセラティのこれまでのGTプロジェクトには、2009年に発売され最近では2019年に欧米のGT4シリーズに登場した『グラントゥーリズモMC GT4』や、スパ24時間レースで3度の総合優勝を果たした『マセラティMC12 GT1』が挙げられる。
V12エンジンを搭載したMC12は2004年から2010年まで活躍し、ヴァイタフォン・レーシングチームの5連覇を含む複数のFIA GT選手権のタイトルを獲得している。
SROの創設者兼CEOのステファン・ラテルは、「MC12はSROの歴史の深く刻まれたクルマであるため、マセラティがMC20でGTレースに戻ってくることを非常にうれしく思っている」と述べた。
「このカテゴリー(GT2)は一流のGTスーパーカーのみが参加できるものだ」
「マセラティMC20 GT2が来年のファナテックGT2ヨーロピアン・シリーズに参戦するのが待ち遠しいし、GT2カテゴリーの将来については、今後数日から数カ月の間にさらに情報を公開していく予定だ」
