そうそう、僕個人としてはセブリングでIMSAでのタイヤ交換デビューしました。担当はリヤの2輪。まずインサイド(ウォールに近い側=右リヤ)をひとりで交換して、終わったらインパクトレンチと新品タイヤを持ってアウトサイド(左リヤ)に移動して、左フロントからやってきたメカにタイヤを託して、自分はナットを緩めて・締めるという流れ。自分でアウト側のタイヤを運ばなきゃいけないのが、ちょっと大変です。

 ただ、IMSAでは給油中の作業が許されているので、タイヤ交換作業のスピードはそこまで重要ではないんですよ。基本的には、給油にかかる時間の方が長くなるので。

 だから一番大切なのは『いかに早く給油を開始するか』。給油担当はホースを早く挿すことに集中しています。今度、映像で見る機会があったら、そのあたりに注目してもらえるといいかもしれませんね。もちろん給油タワーからの燃料の流速、マシンの燃費も大事な要素になってきます。

 ちなみにピット作業直後は、マシン横の順位パネルに停止時間の秒数が表示されるので、それを見てライバル勢のピット時間をおおよそ把握することができたりします。あと、GTPのマシンはバッテリーだけで静かにスタートしていくので、そこは少し注意が必要ですね。

 セブリング12時間は夜の22時10分にフィニッシュでしたが、翌日の天気予報が悪かったこともあり、ほとんどのチームがゴール後、そのまま撤収作業でした。僕らも午前2時くらいまでかかりましたね。いやぁシーズン最初の2戦にして、24時間、12時間と、IMSAはなかなかハードです(笑)。

 次戦はロングビーチ。レース距離が短いので、タイヤ交換はやっても1回くらいでしょうか。でも、西海岸は暖かくて雰囲気もいいし、お客さんもたくさん入りそうなので楽しみにしています。それでは、また!

著者近影。WECの取材に来ていたジャーナリストの古賀敬介さんが撮影してくれました!
著者近影。WECの取材に来ていたジャーナリストの古賀敬介さんが撮影してくれました!
おまけ。タンパの空港にある水槽で泳いでいた「切れ目のある魚」。まるで飾り包丁を入れてた焼き魚が泳いでいるみたい??
おまけ。タンパの空港にある水槽で泳いでいた「切れ目のある魚」。まるで飾り包丁を入れてた焼き魚が泳いでいるみたい??

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