また、今回のドライバー交代劇についてITOCHU ENEX TEAM IMPULの星野一樹監督は「話せることはあまりないですね……。プルシェールサイドが離脱を決めて出ていったという事実だけですね」と、かなり複雑な表情をして、重い口を開いてくれた。

 いずれにしても、ドライバーがバーニコートに決まるまでの数時間は怒涛の日々だったとのこと。日本と時差があるアメリカやヨーロッパと昼夜を問わず連絡を取り合っていたようで「(バーニコートの発表ができてから)昨日と一昨日くらいはゆっくりと寝られました」と安堵した表情をみせていた。

 気になるのは、第3戦以降のドライバー起用について。バーニコートはGTDプロクラスのディフェンディングチャンピオンとしてIMSAに参戦中で、スーパーフォーミュラと何戦か日程重複してしまう。

 当のバーニコートも「今はIMSAを優先したいと思っている。今週のレースは全力で戦うけど、今シーズンに関してはIMSAに集中したい。レクサスUSAとの契約もあるし、IMSAで今年もチャンピオンを獲りたいと思っている。トヨタから別の話が来ない限りは、この方針で行く予定だ」と、ある意味で代役という形で今回のみの参戦に集中している様子だった。

 星野監督も「今決まっているのは今回の代打がバーニコートというところまでで(第3戦以降は)完全に白紙の状態です」とのこと。第3戦以降のドライバーについては、改めて発表を待つことになりそうだ。

 開幕戦では思わぬ苦戦を強いられたITOCHU ENEX TEAM IMPUL。2カ月のインターバルで可能な限りの対策は施してきたという。

「自分たちは前回の鈴鹿でハマってしまって、それを『なぜだ?』というところ(の原因究明)にずっと費やしてきました」と説明した星野監督。

「鈴鹿の答え合わせをし終わってからオートポリスに対してどうなるかというところまで……ただデータだけを見直すのではなくて、スタッフのみんなが頑張っていろいろなことをしてきました。本当は同じ体制で答え合わせをしたかったですけど、(プルシェールが)離脱してしまったので、違うドライバーで答え合わせをすることになります」

「でも、彼(バーニコート)がルーキーテストでみせた期待値はものすごいものがあったし、トヨタさんに推薦してもらった部分もあるので、本当に楽しみです」と、星野監督はバーニコートと国本雄資の活躍に期待を寄せていた。

ベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス ベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

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