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投稿日: 2017.04.23 08:38

ホンダ 2017スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | ホンダ 2017スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 予選レポート

選手/プロジェクトリーダーコメント
山本尚貴選手
♯16 チーム・ムゲン

 週末を通してライバルが速かったので、今回は厳しいかなと思っていましたが、フリー走行から予選を通じて、上手くセッティングを合わせ込むことができました。とくに、Q3ではビックリするくらいクルマが良くなっていて、こうすればいいのかなという方向性が見えたことは、結果以上の収穫でした。

 今シーズンはガスリー選手と2台体制になりましたが、お互いに刺激しあうことで自分のレベルを上げることができますし、チームの士気が上がっていることを肌で感じています。明日の決勝ではいいスタートを決めて、さらに上位を狙いたいと思います。

塚越広大選手
♯10 リアル レーシング

 マシンについては、シーズンオフのあいだに悩んでいた問題もほぼ解消され、自分が攻めやすいものに仕上がりつつあります。この週末も、金曜の走行からマシンの良さが実感できていて、Q1で気持ちよく1コーナーに入っていったらミスしてスピンしてしまいました。

 それでもなんとかタイムが残せたので、Q2、そしてQ3まで進むことができました。結果的には5番手でしたが、前の4台との差はコンマ3秒と小さくないので、手放しで喜べる状況ではありません。決勝はとくに奇策はなく、セオリーどおりにしっかり戦って、順位を上げていきたいと思います。

ピエール・ガスリー選手
♯15 チーム・ムゲン

 朝のフリー走行ではマシンのダウンフォースに問題を抱えていました。しかし、Q1に向けてマシンのセッティングを全面的に変えたことで、Q1では3番手という良い結果を出すことができました。Q2でもその流れが続きましたが、Q3のアタックではセクター2とセクター3でリヤを滑らせてしまい、コンマ7秒はロスしてしまったので、この8位という結果はとても残念です。

 アタックの前にどのようにタイヤを温めていくかというのが、今後の課題です。明日の決勝は、とにかくスタートが重要になるので、オープニングラップで可能なかぎりポジションを上げていきたいと思います。そのためにも、今晩はよく眠って、明日は速く走ることに集中します。

佐伯昌浩
株式会社本田技術研究所 スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー

 予選タイムを見る限りは例年と同様、ライバルとのエンジン性能差はほとんどなく、シーズン前半戦はこのまま激戦が続くと考えられます。 そんな中で、鈴鹿を得意としている山本選手のポールポジションを期待していましたが、コンマ1秒に満たない僅差で3位に終わったのは本当に惜しかったです。

 また、5位の塚越選手は、昨年から調子が上がっていて、それが今年も続いていることを実感しています。ガスリー選手には驚かされました。この激戦のスーパーフォーミュラで、ルーキーで唯一Q3に進んだことに、彼の高いポテンシャルを感じています。 残念ながら予選では僅差でポールポジションを逃しましたが、決勝ではスタートを確実に決め、着実なレース運びで表彰台の頂点を狙っていきます。


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