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投稿日: 2016.04.27 18:50
更新日: 2016.04.27 19:31

関口雄飛「ファステストラップを取れたのが唯一の救い」

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スーパーフォーミュラ | 関口雄飛「ファステストラップを取れたのが唯一の救い」

SUPER FORMULA Round 1
SUZUKA CIRCUIT
Result Report 2016.4.23〜24
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
No.19 J.P de Oliveira
No.20 Yuhi Sekiguchi

予選で関口が魅せるも
決勝は2台ともにノーポイントに

国内トップフォーミュラカーレース、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2016年シーズンがいよいよ鈴鹿サーキットで開幕しました。今年より伊藤忠エネクス株式会社様をメインスポンサーへお迎えし、新たなカラーリングでレースへ臨みます。ドライバーは19号車のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは続投、20号車には新たにルーキーの関口雄飛を起用しました。

4/23(土)予選
天候:曇り コース:ドライ 気温:24℃ 路面温度:31℃

遂に迎えた開幕戦。伊藤忠エネクス株式会社様より岡田賢二 代表取締役社長、長尾達之介 代表取締役兼専務執行役員、陣内裕人 取締役常務執行役員をはじめ総勢8名の 方々に駆けつけていただき、監督の星野一義は気合十分。19号車と20号車の2人のドライバーもITOCHU ENEX TEAM IMPULとしての初陣、予選上位でのシーズンスタートを切るべくア タックに臨みました。

 20分間の予選Q1は14時に開始。ここでは19台中上位14台がQ2に進み、下位5台が脱落します。2台揃ってまずは開始直後にコースインし、マシンの感触をチェック。残り6分40秒を切るところで、再び2台揃ってピットアウトしアタックに向かいます。残り1分50秒になろうかというところで、19号車のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがアタックラップ中に痛恨のスピン。そのままマシンを止め、無念の17番グリッドに沈むこととなってしまいました。

 一方、20号車の関口雄飛は、オリベイラのストップによる赤旗中断後の14時23分、残り時間は3分で再開されピットアウトするも、ピットロードでエンジンストール。Q1突破に黄色信号が灯るも、最終アタック時間ギリギリで滑り込み、1.39.704のタイムを記録。この時点でQ1脱落が濃厚となってしまいますが、黄旗提示区間の走行で2台ベストタイム抹消という裁定による繰り上げがあり、最終的には13位。Q2へと駒を進めました。

 Q2は14時40分より開始。7分間のアタック時間でまたも赤旗による中断がある波乱。しかし、関口は落ちついてアタックを敢行、1.38.576のタイムをマーク、Q2を6位で突破しました。

 迎えたQ3は15時8分にスタート。PPを争う7分間、関口は気を吐き、監督の星野一義も唸るアタックを見せて、朝のフリー走行での17位という結果から紫電一閃、1.37.952のタイムで3位に食い込み、セカンドローを獲得しました。

4/24(日)決勝レース
天候:曇り コース:ドライ 気温:24度 路面温度:34度
決勝レース距離 5.807km×43laps=249.70km
観客動員数:32000人

土曜日の予選日キッズピットウォークが行われていた頃、雨が降り出していた鈴鹿サーキットでしたが、日曜日朝には天候が回復。まぶしい日射しが降り注ぎました。決勝前には曇り空になるものの、雨の心配はなく決勝レースが始まりました。関口雄飛は3番グリッドから、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは17番グリッドからレースのスタートを切ります。

迎えたフォーメーションラップ、グリッドを離れる際に関口がエンジンストール。ここでメカニックがすぐにエンジンを再始動、元のポジションに復帰し、レースはスタートしました。スタートで若干出遅れて4番グリッドからスタートしたマシンに先行され、4位でオープニングラップを終えます。オリベイラは2つポジションを上げて15位に。6周目、関口にペナルティストップ10秒の裁定が下ります。これは、フォーメーションラップ時にエンジンストールした際、再始動手順違反と判断されたものでした。8周目にピットロードに入りペナルティを消化。最後尾でレースに復帰します。これによりオリベイラは14位へ。13周目にオリベイラがピットイン。4輪のタイヤ交換と給油を行いますが、フロントタイヤの交換に若干手間取り15秒3の作業時間でピットアウト。18位で戻ります。43周のレース、折り返しを迎えた頃ピットインするドライバーが多く出る中、オリベイラはプッシュし、少しずつポジションを上げていきます。25周目には関口がピットイン。こちらも給油と4輪のタイヤ交換を行いますが、フロントジャッキに不具合が出てタイムロス。32秒7も作業時間にかかってしまい苦しい展開となります。

レース終盤の41周目、10位まで順位を上げたオリベイラは8位争いに加わりつつ、11位のマシンにも迫られる展開。しかし、オーバーテイクに至ることなく、10位でフィニッシュとなりました。関口は、後半トラブル等でリタイアしたマシンもあったため最終的には14位でレースを終えましたが、ファステストラップ(1’41.167)を記録し次戦に向けて手応えをつかみました。

 チーム側のミスやトラブルがあり、本来のポジションでゴールできなかったことを真摯に受け止め、次戦の岡山以降につなげていきます。引き続きITOCHU ENEX TEAM IMPULへのご声援、よろしくお願いしま す。

監督・ドライバーからのコメント
星野一義
予選での関口は、本当に頑張ってくれました。決勝レース結果にはガッカリしましたが、次戦巻返しします。

No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
ポイントを得ることができず、残念な結果になりました。6位で終わる自信はあったけれど、ピットストップでのミスで3秒失ったことが痛かった。もちろん予選を失敗して17位からのスタートだったことが致命的でした。次戦頑張ります。

No.20 関口雄飛
予選日朝のフリー走行での17位から、予選3位と、短い時間で建て直してくれたチームの皆さんに感謝しています。決勝は悔しい結果になりましたが、ファステストラップ取れたのが唯一の救いです。次頑張ります。応援ありがとうございました。

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