絶好のスタートを決めたロッテラーがレース1制覇
ポールの関口が2位、ルーキーのキャシディが3位初表彰台

 5月27日(土)、2レース制として開催されたスーパーフォーミュラ第2戦岡山大会のレース1予選と決勝が行われ、2番手グリッドから抜群のスタートで首位を奪ったアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が独走し、今季初勝利を挙げた。ポールポジションを獲得した関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はスタートでロッテラーにかわされたが、最後までロッテラーを追い、2位。3位にはルーキーのニック・キャシディ(KONDO RACING)が入り、デビュー2戦目にして初の表彰台を獲得した。

 27日(土)のレース1予選は、通常のノックアウト方式ではなく、20分間1セッションのベストタイムによりグリッドが決定。各車セッション開始の6分以上前からピットロードで待機し、午前10時30分、気温22度、路面温度32度のコンディションでセッションが開始されるとともに一斉にコースへ。各車まずタイムをマークしてピットへ戻り、残り7分を切ったあたりから再アタックに入った。

 19台同時のアタックとなり、狭いコースでクリアラップを取るのに苦労する中、他車よりも早めにコースインする作戦が功を奏した関口が圧巻のアタックを見せ、2番手にコンマ5秒以上の大差をつけポールポジションを獲得。関口に続いてコースインしていたロッテラーが2番手で最前列に並ぶこととなった。

 終盤、各車がタイムを更新していき、目まぐるしく順位が入れ替わっていく中、ルーキーのキャシディが健闘を見せ3番手。スーパーフォーミュラ2戦目ながら2列目グリッドを確保して見せた。

 昨年ポールの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が4番手。ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が5番手。小林可夢偉(KCMG)が7番手、山下健太(KONDO RACING)も8番手と、ルーキー勢が気を吐いた予選となった。

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