ソフトタイヤが使用できるQ2は午後2時28分に開始。7分間のセッションの最初は誰も出ず、小林が残り6分というところで最初にコースイン。他の車両が全車アウトラップの翌周にアタックに入ったのに対し、小林のみ3周目のアタックという作戦に。
国本が1分26秒台に入れてトップに立ったが、小林がコンマ5秒以上も速い、コースレコードを更新するタイムでトップに浮上。国本は3番手。
ロッテラーが5番手、中嶋一貴が6番手、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が7番手で上位8台で争われるQ3への進出を決めたが、ルーキーの山下健太(KONDO RACING)は0.08秒届かず9番手。
ローゼンクビストが10番手、関口、マーデンボローもタイムが伸ばせず、それぞれ11番手、14番でQ2敗退となった。
Q3は午後2時45分から7分間で実施。ここでも小林が先陣を切りコースイン。小林のみが3周目のアタックとなった。Q3でも国本が速さを見せ、Q2の小林のタイムには及ばないもののこれまでのコースレコードを塗り替えるタイムで2番手につけ、最前列グリッドを確保した。
小林はQ2のタイムを上回ることができず、国本に次ぐ3番手。ロッテラーが4番手、中嶋一貴が6番手、石浦が8番手から翌日の決勝レースに臨むこととなった。
決勝
10日(日)は午前中はやや雲がかかって過ごしやすい気候だったが、スタート直前に太陽が顔を出し、やや暖かさを感じるなか、気温25度、路面温度33度のコンディションで、午後1時5分に54周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
2、3、4番手グリッドに並んだ国本、小林、ロッテラーを含む上位4台はミディアムタイヤを選択していたが、ロッテラーがスタートをミス。国本、小林もソフトタイヤを装着していた5番手のピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)の先行を許し、3位、4位へ後退。
大きく順位を落としたロッテラーは、1コーナー進入時に他の車両と接触。サスペンションにダメージを負い、1周でレースを終えることとなってしまった。
その後方では、ミディアムタイヤの中嶋一貴、石浦に対し、ソフトタイヤを装着した関口とマーデンボローらが序盤から猛追し、ポジションを上げて行った。