SUNOCO TEAM LEMANS 7号車 フェリックス・ローゼンクビスト
格別なレースだった。まず優勝したピエール(ガスリー)と、表彰台に上った(大嶋)和也さんを祝福したい。チーム2台揃っての表彰台獲得ということで嬉しいし、チームの頑張りに応えられた結果だと思う。
ドライバーとしては、特にレースウィーク序盤は厳しい状況だった。決勝レースは非常に早いうちにピットインする作戦を採り、ソフトタイヤで長く走ることになったので、その後はひたすらタイヤと燃料をマネージメントするレースだった。
極力タイムを落とすことなく、タイヤを滑らさずにセーブすることを心掛けた。ソフトタイヤを装着したクルマは非常に好調で、最終的にポジションを上げることができた。
終盤、ピエールにも追いついたが、タイヤの心配もあり、最後まで着実に走り切ることを優先した。3戦連続の表彰台に上れたことは喜んでいる。チャンピオンシップのことを考えても重要なポイントだし、良い結果だ。
SUNOCO TEAM LEMANS 8号車 大嶋和也
今年からフォーミュラに復帰して、色々な問題を抱えていたり、自分自身も思い通りに走れなくて、非常に苦しいシーズンを過ごしてきた。
今回の予選も、ソフトでのバランスがとても良かったので、何とかQ1さえ通過できればと思っていたのだが、100分の1秒足りなくて通過できないという、非常に悔しい結果となってしまった。
金曜日からソフトタイヤを僕が使って決勝に向けて準備をしており、データ的には決勝でもソフトタイヤが長く使えるだろうということは分かっていた。
ちょっと勇気は必要だったが、15位でゴールしても仕方ないのでので勝負させてくれとチームに相談した。結果的にこの作戦を採って良かったと思う。
中々結果が出ないなか、外国から新しくエンジニアを呼んでくれたり、色々やってくれたチームのためにも、やっと結果が出せて良かった。