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投稿日: 2017.09.25 17:22

スーパーフォーミュラ:TOYOTA GAZOO Racing 2017第6戦SUGO レースレポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:TOYOTA GAZOO Racing 2017第6戦SUGO レースレポート

決勝

 24日(日)は朝から好天に恵まれ、やや暑さも感じるほど。午後2時10分、気温26度、日差しに照らされた路面温度は41度というコンディションで、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 ポールポジションのキャシディがスタートを失敗。5位へと順位を落としてしまう波乱のスタートに。これで2番手グリッドの関口が首位に浮上すると、1周目から一気に後続を引き離しにかかり、2周目には2位との差は1.8秒に。その後方にはロッテラー、3ポジションアップの中嶋一貴、キャシディと続き、同じくスタートで出遅れた小林をかわしたマーデンボロー、好ダッシュを決めた国本と続いた。

 3,4位につけるロッテラーと中嶋一貴は2位のガスリーを追走していたが、7周目にロッテラーが1コーナーでコースオフを喫し、中嶋一貴が3位へ。

 9周目終了でマーデンボローが早くもピットイン。翌周にはロッテラーもピットに向かった。しかし、ロッテラーはここでピットロード速度違反を取られドライブスルーペナルティ。また、4位を走行していたキャシディも、スタート時の手順違反としてドライブスルーペナルティが科され、共に優勝争いからは脱落してしまった。

 レースは前半ピットに入ったマーデンボローらと、上位を走り続け後半にピットインすると考えられる関口、中嶋一貴ら、そして、無給油作戦の可能性が出てきた小林、ローゼンクビストらという、3つの戦略に分かれ、それぞれが車両間のタイム差とラップタイムを計算しながら、見えない相手とのバトルを繰り広げることとなった。

 ランキング首位につける石浦は、8番手スタートから14位へと大きく遅れたが、ファステストラップを更新しながらの猛追を続け、中盤には燃費走行を続ける小林、ローゼンクビストらもパス。

 レースは首位の関口が42周終了時にピットへ向かい、他の上位勢は残り10周前後でピットへ。関口が首位に復帰、58周目にピットインした中嶋一貴は、ガスリーと小林の間でピットアウト。関口は3秒ほどの差で首位を逃げる一方、2位ガスリーの後にそれぞれ1秒ほどの差で中嶋一貴、小林、ローゼンクビスト、国本と続くこととなり、終盤に来て接近戦が再開されることとなった。

 59周目にピットインした石浦は、8位でコースに復帰したが、猛烈なペースで追い上げ、65周目に7位へ。6位の国本も、燃費走行を続けるローゼンクビストを66周目にパスし5位へとポジションを上げた。

 不可能だと思われていた無給油作戦。同じ作戦を採っていたライバル車が残り2周で燃料切れに見舞われる中、小林とローゼンクビストは最後まで走行。

 関口はピット作業トラブルにより終盤燃料が厳しくなりペースを落としたが、トップを守りきってチェッカー。第2戦岡山大会に次ぐ今季2勝目、スポーツランドSUGOでは昨年に続く2年連続勝利を挙げた、中嶋一貴は3位フィニッシュ。優勝した開幕戦以来の表彰台を獲得した。

今季2勝目の関口雄飛

 ファイナルラップ、4位を走行していた小林は燃料切れに見舞われスローダウン。何とかチェッカーまで走らせたが、国本、ローゼンクビスト、石浦の先行を許し7位フィニッシュ。

 国本が4位、最後まで燃料を持たせ無給油作戦をやり遂げたローゼンクビストが5位、石浦は6位でチェッカーを受け、0.5ポイント差ながらランキング首位の座を守った。


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