投稿日: 2016.07.19 19:51

スーパーフォーミュラ第3戦富士 関口雄飛 レースレポート


スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ第3戦富士 関口雄飛 レースレポート
2016スーパーフォーミュラ第3戦富士決勝レース
2016スーパーフォーミュラ第3戦富士決勝レース

 午後2時、決勝レースはスタートから波乱に満ちた展開となりました。ポールポジションのストフェル・バンドーン選手と2番手の石浦宏明選手が第1コーナーのブレーキング競争で我慢しすぎて2台ともオーバーランしてしまい、その隙を3番手スタートのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が奪ってトップ奪取。後方6番手から素晴らしいスタートをみせた中嶋一貴選手が2番手となり、ベルトラン・バゲット選手が3番手。

 好スタートを見せた関口雄飛でしたが、第1コーナーで飛び出した2台が目の前に戻ってきたことで、接触を避けるためにアクセルを緩めざるをえず、ベルトラン・バゲット選手を仕留めきれないままバンドーン選手と石浦選手の間に飛び込み、5番手で1周目をクリアしました。その後4周目の最終コーナー立ち上がりでオリベイラ選手がミスをし、中嶋一貴選手がトップに立つと、この2台が次第にレースをリードし始めました。

 14周目、第1コーナー先でスピンしたマシンが停止したせいでセーフティーカーが出ます。ここで上位陣は給油のためにピットイン。大きな順位変動もなく、関口雄飛も5番手をキープした形でコースに復帰します。再スタート後も逃げる中嶋一貴選手を追うオリベイラ選手、そして激しく3位を争うバゲット選手とバンドーン選手を、関口雄飛が追う展開です。

 しかし、いち早くピットインしてタイヤ交換も済ませたロッテラー選手が6番手までポジションを上げ、後方から激しく関口雄飛を追い上げます。まさに猛追という言葉がピッタリなロッテラー選手の攻撃に対して関口雄飛は一歩も譲らず、毎ラップ各コーナーで、そして第1コーナーのブレーキング争いで接触寸前のバトルを展開。場内はトップ争いではなく、関口雄飛とロッテラー選手の壮絶なバトルに釘づけとなりました。

 そして20周以上に渡って接近戦を繰り広げたふたりのバトルはヒートアップすると同時に、次第にペースアップし、レース終盤、40周目には前を行くバゲット選手とバンドーン選手の3位争いに追いついてしまいました。

 通常であれば、このタイミングで1番苦しくなるのは、後方からストレートスピードに優るロッテラー選手の攻撃を抑えながらの戦いとなっている関口雄飛のはずですが、ヨーロッパ的な混戦バトルにめっぽう強い関口は、後ろを振り返ることなく46周目のダンロップコーナー進入でバンドーン選手を仕留め、さらに続く47周目にバゲット選手も仕留めて一気に3位に浮上。さらに上位を目指します。

 レースはその後、首位をいく中嶋一貴選手を51周目の第1コーナーでオリベイラ選手がパスして首位を奪取。ITOCHU ENEX TEAM IMPULが1-3体制のまま、55周、長いバトルにチェッカーフラッグが振られました。関口雄飛は、見事、スーパーフォーミュラのデビュー3戦目にして3位表彰台を獲得しました。

 星野一義監督の目に涙が浮かんだチェッカーの直後、激しく首位を、そして3位を争ったトムスの舘信秀監督が星野監督のもとへ、お互いの健闘を称え、祝福の握手を求めに訪れてくれました。改めてモータースポーツの素晴らしさを感じさせてくれたレースでした。


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