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投稿日: 2016.07.21 16:15

スーパーフォーミュラ第3戦富士 TEAM 無限 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ第3戦富士 TEAM 無限 レースレポート

■公式予選

2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 山本尚貴(TEAM 無限)
2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 山本尚貴(TEAM 無限)

#16山本(Q1:12位 1分44秒909 Q2:14位 1分45秒239 Q3:-)
 3回のセッションにわたるノックアウト方式の公式予選は予定通り午後2時45分から始まった。雨は止んでいたが路面には水が残り、ウエット宣言が出された。気温は21度と低めで難しい条件である。#16山本はレインタイヤを装着してセッションに臨んだ。

 20分間のQ1では、いつもの通り前半は状況を確かめながらの走行が行われた。しかし路面は特に好転せず、各車ともタイムアタックはレインタイヤで行うこととなった。#16山本はセッション残り8分を切ったところで1分44秒909を記録して6番手に付けたが、その後ラップを重ねてもタイムの短縮はならず、順位を落として12番手でQ1を終えQ2へ進出した。

 Q2は10分のインターバルを挟んで午後3時15分から7分間の予定で始まった。路面は部分的に乾きかかった箇所もあるが、全体的にはまだウエットコンディションのままである。#16山本はレインタイヤでコースイン、タイムアタックにかかった。しかしQ1同様思い通りの走りができず、タイムが伸びない。#16山本は4周の計測ラップを走り最終ラップに自己ベストを記録したが順位は出走14台中14番手に終わり、Q3進出はならなかった。スターティンググリッドはこの時点で14番手と決定した。

7月17日(日)

■フリー走行 2回目

#16山本 7位 1分35秒189
 雨は早朝まで降っていたが、午前8時45分からの30分間のフリー走行前には止んだ。コースはまだ濡れていたため、競技委員会はウエット宣言を出したが、各車まずは次戦への持ち越しタイヤの準備も考慮してスリックタイヤを装着してコースインした。コースは徐々に乾きはじめ、#16山本は、ドライセッティングの感触を確かめつつ走行を続け、1分35秒601を記録して上位につけた。

 ここでコース上の停止車両回収のため赤旗が提示され、セッションが一時中断されたが2分の中断を挟んで再開。#16山本は13周を走行し1分35秒189までタイムを縮めてドライコンディションでの決勝へ向けて手応えを確認してセッションを終えた。

■決勝

#16山本 順位無し(40周 1時間25分21秒875 ベストラップ1分26秒417)

2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 山本尚貴(TEAM 無限)
2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 山本尚貴(TEAM 無限)

 フリー走行後、コースは徐々に乾いていき、決勝レース前には完全なドライコンディションとなった。決勝レースに先だって行われたウォームアップ走行で、#16山本は1分26秒269を記録して出走18台中3番手につけ、ドライコンディションでの手応えを確認した。

 午後2時、フォーメーションラップが始まり、出走を断念した1台を除く18台の車両がスターティンググリッドについて決勝のスタートが切られた。14番手(実質13番手)からスタートした#16山本は、2周目に12番手に順位を上げ、その後も前走車を攻めたが、ペースは速いもののなかなか前へ出ることはできず、一進一退の展開となった。

 12周目に11番手、15周目には10番手と#16山本は徐々に順位を上げポイント圏を視野に入れ始めた。しかし17周目にコース上で停止した車両を回収するためセーフティカーがコースイン、各車続々とピットへ飛び込み、先を急ぐようにタイヤ交換はせず、給油のみの作業を行った。

 #16山本もこのタイミングでピットイン、タイヤは予定通り無交換で給油のみを行いコースへ復帰した。しかし若干のタイムロスがあり、コースに復帰した時には順位を13番手に落としてしまった。その後、#16山本は上位陣と同レベルのペースで追い上げにかかり、20周目に12番手、21周目に11番手と順位を回復、さらに順位を上げようと前走車を追った。

 ところが24周目、第3セクターに入ろうとした際、シフト系のトラブルが発生してシフトダウンができなくなり、#16山本はスローダウンして第3セクターを走行、そのままピットへ戻った。その後チームは修復作業に取りかかったが走行再開までには大きなタイムロスを強いられ、#16山本はコース復帰を果たしたものの、規定周回数に達することができず完走扱いとはならないままレースを終えた。

 #16山本は選手権ポイントを重ねることはできなかったが、第3戦終了時点で依然として選手権トップの位置につけており、ホームコースとも言える次戦ツインリンクもてぎでの巻き返しを期す。

 シリーズ第4戦は、8月20日~21日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される予定だ。


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