■山本尚貴選手コメント
ウエットの予選から始まって、あまり手応えは良くありませんでした。その中でも少しでも上のポジションを目指していたんですけども、Q2で終わるという結果になってしまいました。Q2で終わってしまったことについては、もうちょっと自分でなんとかできたのではないかと反省するとともに、チームに対して申し訳ないと思っています。
決勝では、ドライコンディションでのクルマの状態に手応えもあったので、スタートを狙っていましたが、思うように決めることができませんでした。
ポジションが悪かったこともあるのですが、前へ出るどころかポジションを落としてしまいました。
それでも気を取り直して序盤のうちに何台かオーバーテイクでき、ここから、と思っていました。ですが、そこでトラブルが出てギアが落ちなくなってしまい、戦線から離脱しなければならなくなりました。
非常に残念な週末でした。幸いにしてまだポイントリーダーでいられたので、なんとか地元のもてぎではチーム一丸となって頑張って結果を残し、チャンピオンを目指したいと思います。
ドライコンディションの状態も、これでOKというレベルにはまだ達していなかったように感じるので、次のレースまでみんなでいろいろ調べ直して次のレースに備えます。もてぎでの応援をよろしくお願いします。
■手塚長孝監督コメント
第1戦で優勝したあと、中盤戦でポイントを重ねなければタイトル獲得は難しいという思いで第3戦に乗り込んだんですが、雨の状況で思わしくないクルマの状態を脱することができないままの予選になってしまいました。
山本には厳しい状況だったと思います。日曜日、ドライコンディションでのフィーリングは好転したので、これなら決勝でも上の方へいけるぞという感触がつかめ、上位入賞を目指すつもりでいました。
しかし、セーフティカーが入ったタイミングでの大事なピットストップで給油作業に時間がかかってしまい、順位を落とした事は反省しなければなりません。
その後、山本が追い上げにかかったところで、今度はシフト関係のトラブルが発生してギアが6速でスタックし、シフトダウンができないというトラブルが発生しました。残念な事態が続きました。
規則による新ブレーキパッドも摩耗が酷く、55Lapも走れたかも疑問でした。この富士では天候に合わせられない車から始まり、トラブルや問題も発生するなど、解決しなければならない事項が沢山ありましたが、気持ちを切り替えてここですべての問題を出し切り、トラブルの原因を追及して対策を施して次のレースへ臨みます。
これまで少し苦手にしていた富士でのパフォーマンスにも感触をつかめたので、もう富士でのレースはありませんが、シーズンの今後へ向けて好材料をつかんだと思います。
ホームコースである、もてぎでは絶対に勝ちたいと思ってチームは挑みますので、引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。
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