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投稿日: 2018.09.10 16:35

トヨタ 2018スーパーフォーミュラ第6戦岡山 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | トヨタ 2018スーパーフォーミュラ第6戦岡山 レースレポート

 
 Q2では、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が3周目に他を大きく引き離すタイムをマークしトップに。ほぼ一発アタックでの争いとなり、終盤各車タイムを更新していくなか、8番手のQ3進出ライン争いは熾烈を極め、最後の最後に国本 雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が8番手に飛びこむと、チームメイトの石浦がこれにはじき出される形でノックアウト。無念のQ2敗退に。
 
 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が11番手、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が13番手でQ3進出を逃すこととなりました。

 Q3は、今大会初めての試みとして、決勝レース中に5回使用できるオーバーテイクシステム(一時的に燃料流量を増加し、パワーアップする機構)を、予選中に2回使用できることとなりました。残念ながらウェットコンディションだったため、期待されたコースレコード更新には至りませんでしたが、各車、タイヤと路面が最も良い状況で2回使用してのアタック。

 ここでQ2同様の速さを見せたのが小林。3周目の計測で、その時点でライバルを1秒以上引き離す圧倒的なタイムをマーク。しかし、最後の最後に関口が素晴らしいアタックを見せ、この小林のタイムを僅か100分の2秒上回るタイムをマーク。通算4回目、今季初のポールポジション獲得となりました。

 小林は惜しくもスーパーフォーミュラでの初ポール獲得ならず。最前列2番手。3番手には、新品タイヤが残っていなかったためタイムをのばすことができなかった平川。キャシディが5番手、山下 健太(KONDO RACING)が6番手、国本が8番手から翌日の決勝レースに臨むこととなりました。

決勝

 9日(日)は朝から断続的な雨となり、併催レースともに、レース距離の短縮や時間の調整が行われました。朝9時からのフリー走行、続く全日本F3の第14戦決勝は実施されましたが、昼のサポートレースは全周回セーフティカーランで終了。
 
 朝の時点では、予定より10分早い進行とされていたスーパーフォーミュラ決勝は、ディレイとなることが発表され、午後2時55分、セーフティカー先導で周回が開始されました。

 レース前のスタート進行が始まった頃にはやや小降りとなっていた雨でしたが、決勝スタート前にはふたたび強さを増し、セーフティカーランのまま6周を終えたところで赤旗中断。その後、雨が止むことは無かったものの、やや弱くなった午後4時10分、1時間弱の中断を経て、走行が再開されました。

 4周のセーフティカーランのあと、13周目に本格戦が開始。首位の関口に2位の小林がピタリとつけ、高く水煙を上げながらの激しい首位争いを展開。再三にわたって関口を攻める小林は、ダブルヘアピンでクロスラインを取ろうとして関口のテールに接触。続くマイクナイトコーナーで関口をかわし、首位に立ちました。

 この接触でフロントノーズにダメージを追った小林でしたが、ペースは落ちず、翌周には3.8秒と大きくリード。その後も差を広げていき、17周目には7秒差での独走態勢となりました。

関口雄飛との接触によってノーズコーンを損傷した小林可夢偉
関口雄飛との接触によってノーズコーンを損傷した小林可夢偉


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