「普通な感じです。すごいことをしたわけでもなく、クルマなりにという感じ。自分でも決まったという感じではなかったですが、だからといってすごく悪いわけでもない。どちらかというと、明日(決勝)の方がすごく重要」

 予選結果を淡々と振り返る可夢偉。というのも、可夢偉は今回、1分13秒083で予選4番手につけたが、PPを獲得した石浦宏明の1分12秒429をはじめ、野尻智紀、山本尚貴と続いた上位3位は1分12秒台半ばのタイムをマークしている。上位3台と可夢偉の差はコンマ4秒。予選Q1で1秒以内に17台が入ったことを考えると、この上位3台の予選タイムが頭ひとつ、抜けていることが分かる。

 可夢偉も「(自分のタイムを)上げられたとしてもコンマ2〜3でしたし、それでは順位は何も変わらなかった」と、あっさりと敗北を認めた。だが、レースは決勝でリザルトを残してこそ。それを良く理解している可夢偉だからこそ、落ち込む様子もなく冷静に予選を振り返り、すでにその視線の先は決勝の戦い方を睨んでいた。あっさりと敗北を認めたのも、裏を返せば決勝に自信があるからこそ、とも言える。

 可夢偉車を担当する山田健二エンジニアも、PPを獲得した今回の石浦の速さを素直に認めるものの、決勝への自信を覗かせる。可夢偉と山田エンジニアは今回から試したセットアップの「新しい方向性」も良い方向に進んでいるといい、「4番手というポジションは、まずは表彰台を目指そうというチームの目標がある中で、いい位置」と予選の結果を受け入れた。そして決勝の展望を語る。

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