あとは、ピット作業のタイミングと戦略で順位を入れ替えるしかない。チームは、給油ピットインの際、できるだけロスタイムを減らすために後輪2本のみを交換する作戦を選んだ。一方#16 山本選手は、給油量を減らして給油時間を短縮するため、燃費走行を心がけた。

 チームは、前走車に先駆けてレース距離の折り返し点の手前である33周目にピットへ#16 山本選手を呼び、ピット作業を確実迅速にこなしてコースへ送り出した。ひとつ前を走るライバルはその翌周にピット作業を行ったが、同様に後輪2輪のみ交換の作戦をとりコースに復帰したため、#16 山本選手はライバルとの間隔を縮めたものの、結局順位を入れ替えることはできなかった。

 ただし、その前方2番手を走っていたマシンは38周目にピットイン、こちらはタイヤを4輪とも交換作戦をとったのでピットストップタイムが長く、コースに復帰した#16 山本選手は差を縮めることに成功した。

 コースに復帰したライバルは交換したばかりの冷えたタイヤでペースが上がらない。そこへ#16山本選手は前を走るマシンとともに迫り。39周目にライバルを追い抜き、4番手へ順位を上げた。ただ、抜かれたライバルもタイヤが温まるに従ってペースを取り戻し、#16 山本選手を追いかけ攻め寄ったが、#16 山本選手はこれを巧妙に押さえ込み、順位を明け渡さなかった。#16 山本選手を追いかける過程でそのライバルはタイヤ消耗を進ませてしまい、追撃の手は弱まっていった。その後#16 山本選手は、4番手のポジションを守ったままレースを走りきり、チェッカーフラッグを受けた。この結果、シリーズポイント4点を加え、開幕戦で獲得したポールポジションボーナスを加えて5点とし、ドライバーズポイントランキング8番手になった。またTEAM 無限は4点を獲得しチームポイントランキング6番手につけた。

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