「いや、あれは意地ですよ。直線を通る度に僕が(サーキットモニターに)映っているから、『うわあ、これはがんばらなやばいな』、『これを中途半端に行かせたら、あとで絶対言われる』と思って。あれが映る度に『ああ! 行かな、行かな!』という意識しかなかったです。ああいう時はできればあまり映してほしくないですね(笑)。そうしたら僕ももっとラフに帰ってこれたのに。もうね、あれだけフラットスポットができてバイブレーションが出ていて、あと残り30周って見た瞬間に、僕死のうかなって思いましたもん(笑)。無理やろって(笑)。直線でいつタイヤがパーンってバーストするかわからないくらい、結構恐ろしかった。そういう心境だったので、技とかじゃなくて、意地ですね」とそのシーンを振り返る可夢偉。

 明らかな劣勢の状況にあっても、可夢偉の観客を失望させたくないという心意気、言い換えれば諦めの悪い抵抗は、観る者を大きく湧かせた。可夢偉の意地、そして石浦の怒り――レースは勝ち負けの競争だが、その結果以上に、ふたりはレースの大きな醍醐味を伝えてくれた。

 “予選とスタートで8割決まる”という勝者の法則は、もしかしたら真実かもしれない。だが、現在のスーパーフォーミュラの魅力は、それだけでは語れない。

本日のレースクイーン

菊池音羽きくちおとは
2026年 / スーパー耐久
スーパー耐久シリーズ公式イメージガールSwish
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技
    【最難関は最初にやってくる】
    FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年5月号 No.1619

    [ 特集 ]
    スーパーGT非公式ガイドブック
    捕まえろ。大きく、遠い、王者の背中

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSU 2026 マフラータオル(DRIVER)

    2,500円