レース終盤になると、#16 山本選手と#41 カーティケヤン選手は、7番手につけていたライバルとともに#40 野尻選手の背後に迫りました。しかし、#40 野尻選手はミスすることなく冷静にこれに対処し、ポジションを守ったままゴールを目指しました。
結果的にレースは大きな順位の変動がないままフィニッシュを迎え、#64 中嶋選手は5位、#40 野尻選手は6位、#16 山本選手は8位に入賞したほか、#41 カーティケヤン選手はポイントにあと一歩手が届かない9位、#11 伊沢選手は10位で完走。さらに最終周にライバル勢の2台がリタイアした影響で#34 小暮選手は14位、#65 バゲット選手は15位でチェッカーフラッグを受けました。
次戦は9月12日(土)、13日(日)に大分県のオートポリスで開催されます。
コメント
佐伯昌浩|「HR-414E」開発責任者
「Honda勢で予選上位につけていたドライバーが、そろって濡れているイン側からのスタートだったのは運がなかったと思います。また、現在のスーパーフォーミュラは、各ドライバーの実力が拮抗しているため、オープニングラップが終わると、その後のオーバーテイクはとても難しくなります。この点では、新たに投入したエンジンのパフォーマンスを成績に結びつけることができず、悔しく思っています。ただし、このエンジンにはまだまだポテンシャルがあるので、次回のオートポリスではさらにパワーアップさせる予定です。引き続きHonda勢にご声援をお送りくださいますようお願い申し上げます」