■決勝
#16 山本 7位(54周 1時間23分14秒726 ベストラップ1分30秒708)
心配された雨雲はやってこず、むしろ雲が切れて秋の日差しが降り注ぐ中、午後2時20分、ウォームアップのために出走各車がコースインを開始した。#16 山本はここでも決勝レースを想定したセッティングを確かめ、5周を走行した。タイムは1分32秒135で16番手に留まってはいたがフィーリングは良い方向だと感じていた。その後全車一旦ピットへ戻った後、改めてダミーグリッドへ整列するためのコースインが始まった。そして午後3時、決勝のスタートが切られた。
#16 山本は10番手という集団の中でタイミング良くクラッチミートを行って加速、第1コーナーまでに7番手まで順位を上げてレースを始めた。決勝レースのために選んだセッティングに#16 山本はようやく手応えを感じ、上位陣とほぼ同じペースで周回を重ねるがSF14の特性上、前のマシンに近づくとダウンフォースが抜けてそれ以上近寄れないという状況に陥る。6周目、トップ集団の1台がドライブスルーペナルティを受けて後退したため#16 山本の順位は6番手へ繰り上がる。#16 山本は前走車と1秒から2秒の間隔で走り続けるが、順位を入れ替えるには至らない。
レースの折り返し30周を走り終えた段階で#16 山本はピットイン、給油を行うと共に前後4輪の交換を行い、レースに復帰した。このときのロスタイムは TEAM 無限計測では10秒台、公式計時でも11秒台と圧倒的に速く、5番手車両がピットに入りアウトラップの勝負となったが、見事に攻略し、実質5番手となった。見事なピットワークと#16 山本のイン、アウトラップの頑張りにより手強い相手を攻略してみせた。
