予選

 関口雄飛にとって、今回のもてぎ戦は厳しい予選となってしまいました。朝のフリー走行で2番手タイムをマークしたものの、まだオーバーステアが完璧には解決しておらず、予選までに更なるセットアップの変更を加えた19号車は、予選Q1を1分35秒385の6番手タイムで通過したものの、予選Q2ではタイムが伸びず、Q3進出はなりませんでした。明日の決勝レースは9番手グリッドからのスタートとなりました。

関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

■関口雄飛のコメント

「悔しいですね。やはり最後までオーバーステアに悩まされ、セットアップを決めきれませんでした。Q2最後のアタックでは最終コーナーでオーバーステアからほんのわずかスライドしてしまい、コンマ1秒ロスしてしまいました。そのコンマ1秒がなければQ3進出できただけに残念です」

「明日の決勝は気持ちを切り替えて、さらに気温や路面温度が高くなることを想定して、エンジニアと勝つための戦略を練るつもりです。頑張ります」

決勝

 この週末の流れは、関口雄飛にとって自分に風が向いていなかったと言うしかない週末でした。決勝朝のフリー走行ではコースインした直後に電気系のトラブルでストップしてしまい、ショートカットしてピットに押されて戻ったものの満足な周回を重ねることができませんでした。決勝スタートの最後の最後まで作戦に悩み、ソフトタイヤを選択してスタートしました。

関口雄飛(中央左)と柏木良仁エンジニア(左)
関口雄飛(中央左)と柏木良仁エンジニア(左)

 関口雄飛のレースは序盤からペース自体は悪くなく、着実にポジションを上げながら周回を重ねました。その時点で戦略的には1ストップでも2ストップでもいける状況でしたが、周囲とのラップタイムを見ながら、ソフト、ソフト、ミディアムでつなぐ2ストップ作戦に切り替えました。

 その結果、6番手まで順位を上げたのですが、遅いマシンに引っかかってしまい、2ストップ戦略のいい部分がスポイルされてしまいました。最後の最後までソフトタイヤで粘って、チェッカーラップにタイヤ交換をこなし、ピットロードでゴール。残念ながらノーポイントの15番手となりました。

関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

■関口雄飛のコメント

「今回は流れが悪かったですね。最後の最後までセットアップに悩み、決め切れませんでした。決勝レースはソフトタイヤのペースも良くてポジションをあげられたのですが、2セットめで遅いマシンに引っかかってしまい、ピットに入っても良かったんですが引っ張ってしまいました」

「最終的にはノーポイントという残念な結果となってしまいましたが、チームとしては平川選手が優勝してくれたことがよかったですし、チームメイトであり、ライバルでもある彼の初優勝を心から祝福したいです」

「とにかく気持ちを切り替え、仕切り直します。次は皆さんの期待に応えることができるように頑張ります」

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