今季は全7大会9レースあったが、そのなかでもっとも印象に残っているのは第3戦富士の予選だという。降雨により走るたびにコンディションが変化していく難しい状況下だったが、Q3で一番のベストラインをみつけて、その週末に初めて走ったという富士スピードウェイでポールポジションを獲得。周囲を驚かせた。
「今年は岡山と鈴鹿で2勝できた。もちろん優勝というのはいつも嬉しいことなんだけど、それよりも嬉しかったのは富士でポールポジションを取れたことだね」
「雨だったし、Q1、Q2、Q3でコースコンディションが変化していくなかで速さをみせることができた。それが一番のいい思い出かな」
「あと今回の鈴鹿での予選Q3だね。あとちょっとのところまでポールポジションに迫れたもの、印象に残ったね」
またバンドーンは、F1と併催されるGP2やGP3に出ているドライバーにスーパーフォーミュラへの参戦に関して相談を受けた場合、日本でのレース活動は選択肢のひとつだと勧めるという。
「F1へ辿りつく道はたくさんある。だからスーパーフォーミュラに必ず出ないとF1に乗れないということではない。僕も当初は参戦の予定はなかったけど、最終的にここに来ることになって、F1に向けての準備をしていくことになった」