●松下信治 B-Max Racing Team
「前回のレースは本当にぼろぼろで泣きそうでした。今週末はマシンがどんどんよくなって、チームのおかげで勝てました。レースは予選9番手からのスタートだったので『できれば雨になって欲しいな』と願っていました」
「雨のレースはスタートが命だと思っていましたが、1周目にうまく順位を上げられ、その後、予想よりペースがよかったのですが、トップ3が見えたくらいの段階でタイヤがきつくなって前との間隔が縮まらなくなりました」
「でも、チームからの無線で『前を走るマシンもタイヤがきつそうだ』と知らされたので、自分もきつかったのですがあきらめずに踏ん張りました。今回は勝たせてもらいましたが、野尻選手は本当に強いので、この勝利に浮かれずにがんばりたいと思います」
●野尻智紀 TEAM MUGEN
「いまは『悔しい』のひと言です。とはいえ、チャンピオンシップのことを考えれば、そんなに悲観する結果ではないと思います。レースでは序盤からタイヤにグレイニングが出て、ヒートアップに苦しむことになりました。それでも後ろを引き離すことができていたのですが、牧野選手が2番手に上がってじりじり追い上げてくるのに対して、自分はペースを維持するのが難しい状況になりました」
「2位は悔しいですが、いろいろ工夫しながらやれることはすべてやった結果なので、今回は優勝した松下選手に心から『おめでとう』と言いたいです」
●牧野任祐 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
「3位という結果は非常に悔しいです。スタートは思ったよりよくて、3番手まで上がれたのですが、タイヤが厳しくなることは分かっていたので、序盤はプッシュせずペースを意識して走っていました」
「山下選手を抜いたあたりから前とのギャップが徐々に詰まっていたのですが、一方で後ろから松下選手が迫ってきて、難しいシチュエーションになりました。でも、僕としては“守りに入る”つもりはありませんでした」
「結果的に3位で終わり、悔しいですが悔いはありません。少し冷静になって考えると、前のふたりよりレース終盤に向けてペースを上げるタイミングが少し早すぎたかもしれませんね。オートポリスではしっかり勝てるよう準備したいと思います」