S-GT2026 rd6 SUGO QF
LMcorsa REPORT
#60 Syntium LMcorsa LC500 GT

予選Q1、Q2ともにトップタイムを刻み
チームと吉本選手にとって初のポールポジションを獲得

 AUTOBACS SUPER GT 2026 SERIES第6戦『SUGO GT 300km RACE』が、9月19日(土)、20日(日)の2日間にわたってスポーツランドSUGOで開催されている。

 LMcorsaにとってスポーツランドSUGOは、これまでも好成績を残してきた相性の良いサーキットのひとつ。GR Supra GTで参戦していた2021年は予選3番手、2022年には予選2番手を獲得。2023年、2024年は雨の影響を受けた予選で上位進出を果たせなかったものの、LC500 GTへマシンを変更した昨年はドライコンディションの予選で2番手につけると、決勝レースでは2021年以来となる勝利を飾った。

 今シーズンも第4戦の富士スピードウェイでは予選2番手、第5戦鈴鹿サーキットでは予選4番手と、ここ2戦は上位グリッドを獲得。鈴鹿の決勝レースでは2番手を走行しながらタイヤトラブルによって13位となったものの、マシンの速さは充分に示している。昨年に優勝しているスポーツランドSUGOで、そのパフォーマンスを今度こそ結果につなげたい一戦となった。

 ただ、レースウイークを前に不確定要素となったのが天候だった。週明けの段階では台風25号が西へ向かう予報となっていたが、週末が近づくにつれて進路は北寄りへと変化。スポーツランドSUGO周辺も雨の影響を受けることが予想された。

Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑) 2026スーパーGT第6戦SUGO

 迎えた19日は朝から小雨が降り、9時過ぎから行なわれたFIA F4選手権のレースではウエットから徐々にドライへと路面状況が変化していった。その後に行なわれたSUPER GTの公式練習は、一部に濡れた路面が残るダンプコンディションで10時30分にスタートした。

 LMcorsaは路面状況の変化を見極めながらピットで待機し、コンディションの回復を待って河野駿佑選手がSyntium LMcorsa LC500 GTでコースイン。5周目には早くも自己ベストタイムを更新し、タイミングモニターの3番手に浮上した。

 その後は、吉本大樹選手へドライバー交代。吉本選手は12周を走行して、変化するコンディションの中でマシンやタイヤの状態を確認していった。しかし、再び雨が降り始めたタイミングでGT500クラスのマシンがコースアウト。車両回収とコース補修のため赤旗が提示され、セッションは約15分間にわたって中断された。

 走行再開後は再び河野選手がステアリングを握り、約25分間にわたって周回を重ねた。セッション終盤には10分間のGT300クラス専有走行が設けられていたものの、雨の影響によってコースコンディションは悪化。タイムを更新できる状況ではなく、セッション前半に記録した1分18秒097がLC500 GTのベストタイムとなった。

 路面状況が刻々と変化する難しい公式練習となったが、GT300クラス29台中5番手。今年も上位を狙えるパフォーマンスを示して公式練習を終えた。

気温:23℃、路面温度:28℃(予選Q1時)

 午後になっても不安定な天候は続き、公式練習終了後には小雨が降る時間帯もあった。しかし予選開始前には曇り空へと変わり、コース上には一部ウエットパッチが残っていたものの、アタックには影響しないドライコンディションとなった。

 今回もGT300クラスの29台は2組に分けられて予選Q1を争い、LMcorsaはA組から出走。LC500 GTのステアリングは河野選手に託された。

 河野選手はアウトラップから計測4周目までをタイヤのウォームアップに充て、翌周にアタックを開始。セクター1とセクター3で全体ベストタイムをマークする速さを見せ、1分16秒944を記録した。A組に出走した14台の中で唯一となる1分16秒台を叩き出し、トップで予選Q1を突破。吉本選手へとバトンをつないだ。

スーパーGTで自身初のポールポジションを獲得した吉本大樹(Syntium LMcorsa LC500 GT) 2026スーパーGT第6戦SUGO

 昨年のスポーツランドSUGOでは吉本選手がQ2を担当し、ポールポジションまでわずか0.019秒差の2番手。昨年逃したポールポジションへのリベンジも懸けたアタックとなった。吉本選手も河野選手と同様に、アウトラップから計測4周目まで入念にタイヤをウォームアップ。計測5周目にアタックへ入ると、セクター1で全体ベストタイムをマークした。続くセクター2、3でも自己ベストを更新し、1分16秒964を記録。タイミングモニターの最上段にSyntium LMcorsa LC500 GTの名前が表示された。

 その後もライバル勢のアタックは続いたが、吉本選手のタイムを上回るマシンは現れず、そのままポールポジションが確定。LMcorsaにとって、そして吉本選手にとってもSUPER GTで初となるポールポジションを獲得した。

 昨年優勝を飾ったスポーツランドSUGOで、今シーズンはチーム初のポールポジションを獲得。公式練習から変化し続ける難しいコンディションとなったが、Q1では河野選手、Q2では吉本選手がそれぞれトップタイムをマークし、LC500 GTの速さを充分に披露した。明日の決勝レースは、初めて先頭グリッドからスタートする。昨年に続くスポーツランドSUGOでの連勝へ向け、チーム一丸となって戦う。

<吉本大樹選手>
「公式練習で乗ったときはマシンバランスがあまり良くなかったのですが、中断時間もあったのでセットアップを調整してもらいました。確認する時間はありませんでしたが、河野選手が予選Q1をトップで通過してくれたので、方向性は合っていると感じました。さらに河野選手のフィードバックをもとに少し変更を加えてQ2に挑みました。昨年は0.019秒差でポールを逃していたので、今回は志願してQ2を担当しました。SPコーナーで少しロスがあり、レコードタイムにあと少しだったようですが、ポールポジションを獲得できて凄く嬉しいです。明日は天候が読めませんが、マシンのパフォーマンスは高いので、SUGOでの2連勝を目指します」

<河野駿佑選手>
「公式練習は路面が乾き始めたタイミングでコースに入りました。持ち込みのセットアップには合っていない部分もありましたが、それでもラップタイムは良く、マシンバランスを整えればポールポジション争いができる手応えがありました。公式練習後にもセットアップを調整して予選Q1に挑み、タイヤとマシンがコンディションに合っていたことで、良いアタックができトップで通過できました。Q2では吉本選手がポールポジションを獲ってくれて、チームにとって非常に良い一日になりました。決勝を先頭からスタートできるアドバンテージをしっかり活かして、昨年に続く優勝を目指します」

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