スーパーGT第6戦SUGO、金曜夜に右足の中足骨の骨折をしてしまった23号車MOTUL Niterra Z千代勝正に代わって急きょ、代役で参戦することになった佐々木大樹。23号車MOTULは予選で13番手でQ1敗退となってしまったが、2年ぶりのGT500走行を終えた佐々木に、初日の感想を聞いた。
「去年とはクルマのエアロが変わっていて、進化している部分を感じましたし、もちろんブリヂストンタイヤに関しても、今年はこういう風に変わったんだとか、乗ってすぐに認識できましたね」
「専有走行でも走れて、その後の予選のタイムを見ると、もう自分が8割くらいで走っている割にはすごくいいタイム出ていたので、全然そつなく走れてたなという印象です。昨日の夜は寝れないぐらいドキドキしてたんですけど、いざ走ったら、まあ、これまで10年、GT500を乗ってきたし、ニッサンでずっと走ってきているので、特に違和感なく走れたかなと思います」と佐々木。
前日に代役はどのような形で聞いたのか?
「昨日夜に一度、『もしかしたら』という話はありました。そういう話を聞いたらやっぱり、なかなか寝れなくて、そして夜中に本当に千代さんが骨折していましたという話を聞いてもう『明日、よろしく』という感じです」
佐々木にとっては、ちょうど8月末にこのSUGOでフォーミュラ・ライツで走行もしていることもいい方向になったようだ。
「SUGOは先月のフォーミュラ・ライツでも走っているし、FIA F4のテストとかでも来ているし、やっぱりこういうリザーブでなかなか走れない中だと、そういうコーチングだったりとかでドライビングできているというのは、こういうきいきなり乗るとなってもすごく助かるなというとこはありますね」
今日のフリー走行はドライで走ることができたのも、久々の走行としては良かった。
「そうですね。でも逆に途中、一時雨が降ってきたり赤旗もあったので正直、まともに走れたのがほぼ専有走行での4〜5周が僕の今日の感触でした。でも、その割には平峰(一貴/TRS IMPUL with SDG Z)選手とコンマ2秒くらいの差でいけたので、あくまでもニッサン陣営内の話ですけど、今はやっぱり他車がちょっと速いので、そこに向けてやらなきゃいけないことは多いのかなとも実感しましたね」
明日の抱負としては?
「僕としてやっぱり追い上げるレースをしなきゃいけない。ピット作業含め、SUGOは波乱が起きやすいサーキットなので、まずトラブルに巻き込まれないこととか、あとは着実に順位を上げてくことだと思っています。去年もヨコハマさんが優勝していますし、何が起こるかわからない。路面コンディションが変わりやすかったりとか、たぶんいろんなことが起きると思うので、その中で自分たちのベストを尽くすしかないかなと思っています。千代さんもSNSで『頑張って』と書いてくれましたし、千代さんともずっとNDDPの頃からの先輩ですので、千代さんの分も、という気持ちが強いですね」
⚫︎木賀新一/日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)チーフモータースポーツオフィサー(CMO)
「(ニッサンZ勢の3台が予選で低迷してしまった理由は?)ちょっとまだ、よくわかっていません。23号車はタイヤの選択というかマッチングの部分があったかもしれませんね。いずれにしましても、前回の鈴鹿を分析して負けているなというのは分かっていたので、課題は明確だったんですね」
「このサーキットですぐに克服するのはなかなか難しいのですけども、ハイスピードコーナーからブレーキングするところがちょっと良くなくて、うちの場合はそこでタイムロスしてるというのが分かった。ドライバーがちょっと早めにブレーキングをせざるを得ない。結局はまあ、セットアップですよね」
千代勝正の怪我にも驚かされたが、佐々木大樹の初日の走行についての印象は?
「(千代の怪我は)当然、私もびっくりましたけど、大樹はやっぱり、ちょっと走っただけでも彼は速いですよね。まだまだできるなと思ったし、予選での走りを見たかったですね。さっきもクルマに対するコメント、指摘内容が的確ですね。しっかり言語化できているし、本当にロジカルな話し方をするので、本当にありがたい。まだまだやれるじゃないのっていう感じですね。ですので、もうちょっと前に出して上げたかったですけど、明日は頑張ってくれるんじゃないかなと思っていますので、楽しみにしていてください」

