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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.07.12 22:13
更新日: 2016.07.13 11:14

鈴鹿1000kmは“第3”に要注目。期待の若手と大ベテランに聞くスーパーGT

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スーパーGT | 鈴鹿1000kmは“第3”に要注目。期待の若手と大ベテランに聞くスーパーGT
中野信治がドライブしたTAISAN SARD FJ AUDI R8
中野信治がドライブしたTAISAN SARD FJ AUDI R8

■12年ぶりのGT。中野信治が感じたヨーロッパとの“違い”

 一方、今回なんと12年ぶりにGTの舞台に戻ってきたドライバーがいる。密山祥吾、元嶋佑弥とともにTAISAN SARD FJ AUDI R8をドライブした中野信治だ。かつてはF1、アメリカのCARTに挑み、近年はスポーツカーレースで活躍。“世界三大レース”に日本人として最初にすべて参戦した大ベテランだ。GT挑戦はまだシリーズがJGTCだった2004年にRAYBRIG NSXをドライブして以来、そしてGT300は初体験となる。

 23周といきなり多くの周回を重ね、スムーズな走りをみせたセッション1の後、中野に話を聞いてみると、「鈴鹿もひさびさだし、クルマも初めてですからね。あんまり得意じゃないハコなんですけど、相変わらず自分があんまり上手くないな〜って(笑)。どうも自分の走り方がハコに合ってない気がしちゃって」と謙遜した。

「クルマ自体は悪いクルマじゃないので、慣れてくればそこそこ走ることができるかなと。とにかくチームの足を引っ張らないようにがんばらないと……というのが感想です(笑)」

 そんな中野は今回はGT300が初めての体験となるが、牧野と同様にGT500との走り方はどうなのだろうか? と聞いてみると、「ホントは分からないよ? パッと乗っただけだから」と断った上で、少々意外な言葉が返ってきた。

「ヨーロッパでは(自分が乗る)LMP2とLMP1の関係で慣れている部分はあるんですが、どちらかというと日本の方が『上のクラスがアグレッシブに来るな』という印象を受けました」と中野は言う。

「向こうでは上のクラスが下のクラスをリスペクトして、絶対に下のクラスのレースの邪魔にならないように抜いていくのが考え方。でも日本だと、下のクラスが上を邪魔しないようにしなさい……という感じでグイグイ来るので、そういう文化の違いみたいなものを感じましたね」


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